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翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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小沢一郎民主党代表の代表職辞任発表

一昨日、依頼されていた仕事がひと段落つき、少しホッとしていましたら、小沢一郎・民主党代表が代表職からの辞任を発表しました。来るべき総選挙に向けての挙党一致体制の構築のための辞任と述べていました。その顔には笑みも浮かび、大変に堂々とした態度でした。ある記者が離党、議員辞職の可能性について質問していましたが、そんな馬鹿な質問を鎧袖一触(がいしゅういっしょく)していました。

朝日新聞から辞任を伝える記事を以下に転載します。

(転載貼り付けはじめ)

民主新代表、16日にも選出へ 小沢氏、代表の辞任表明
2009年5月12日0時52分

 民主党の小沢一郎代表(66)は11日夕、党本部で記者会見し、代表辞任の意向を表明した。公設第1秘書が西松建設からの違法献金事件で3月に起訴されて以来、辞任論が収まらず、次の総選挙で政権交代をめざすには挙党態勢を立て直す必要があると判断した。後任選びは、小沢執行部に距離を置き、若手を中心に待望論が広がる元代表の岡田克也副代表を軸に展開しそうだ。
 民主党執行部は12日の党役員会と常任幹事会で辞任を了承し、16日にも両院議員総会で新代表を選出したい意向だ。13日に予定されていた麻生首相との党首討論は見送られる見通し。昨秋の麻生政権発足から続いた「麻生首相VS.小沢代表」の構図が崩れたことで、与野党双方の総選挙戦略に影響を与えそうだ。
 小沢氏は11日の会見で、辞任理由について「挙党一致態勢をより強固にするため」と説明。議員辞職や離党の考えがないことも明らかにした。辞任後の行動については「私も挙党態勢の一員として最前線で戦い続けたい」と述べ、新体制に協力する姿勢を強調した。ただ、西松建設事件に関する詳しい説明や反省の弁は今回もなかった。一方、鳩山由紀夫幹事長も11日夜、代表選後に幹事長を辞める意向を明らかにした。
 与党が13日に想定する補正予算案の衆院通過後、民主党執行部は代表選を速やかに行う方針。鳩山氏は11日夜、「できるだけスムーズな形で選挙を堂々と行い、国民に民主党の新しい姿をみていただきたい」と記者団に語った。
 代表選には、政治改革推進本部長として世襲制限や企業・団体献金の全面禁止をとりまとめた岡田氏をはじめ、鳩山氏、菅直人代表代行ら代表経験者の再登板を求める声もある。新体制発足後、ただちにマニフェスト(政権公約)をはじめ、政権戦略の立て直しを迫られることになる。小沢氏の代表辞任後の処遇については、総選挙を取り仕切る本部長などの役職で起用する案もとりざたされている。
 小沢氏は3月3日に公設第1秘書が逮捕されて以降、一貫して検察の捜査手法を批判。自ら企業・団体献金の全面禁止を打ち出すなどダメージ回復を図ってきた。党内からの辞任論に対しては、政権交代への意欲を強調して「総選挙で勝利できるかどうかを最終的な判断基準とする」と説明。自発的辞任に含みも残していた。
 小沢氏は秘書が起訴された3月24日に続投を表明。しかし、党内の辞任圧力はむしろ強まった。さらに新体制で立て直す準備期間を確保する必要から、小沢氏と距離を置く前原誠司副代表や仙谷由人元政調会長らが早期の決断を要求。結局、収まらない辞任論に抗しきれなかった。
 小沢氏は06年4月、偽メール問題をきっかけとした前原誠司氏辞任に伴う代表選で菅直人氏を破り、代表に就任。直後の衆院千葉7区補選で劣勢を覆して勝利し、党勢を回復させた。07年参院選で与野党逆転を実現させ、昨秋の代表選で無投票3選。選挙区調整などを一手に担い、「次の首相」候補として総選挙を戦う予定だった。
 一方、麻生首相は11日、「解散・総選挙は補正予算が通ることが大前提。小沢氏の辞任と直接関係しない」と記者団に語り、補正予算成立を最優先する考えを強調した。与党も首相の意向を受け、補正や重要法案を早期に成立させて衆院解散の環境を整える戦略に変わりはない。13日に補正予算案と関連法案を衆院通過させ、6月3日までの今国会を7月中・下旬まで延長してでも成立させる方針だ。
 ただ、与党内には民主党の新代表に対する世論の反応を見極めようという声も広がっている。解散・総選挙は、衆院議員の任期満了の9月10日に近づくとの見方も出始めた。

(転載貼り付け終わり)

国民からの辞任要求の高まり、支持率の低下が辞任の本当の理由だ、と主張する人々も、テレビニュースなどで見ます。マスコミの世論調査をその材料にしているのですが、そんなものを信用するのは馬鹿げています。「マスコミがある意見を垂れ流す→それを踏まえて世論調査をする→そのマスコミの意見に影響された人が、マスコミが書いている通りを喋る」という流れなのです。ですから、世論調査とは、「マスコミが自分たちの書いた通りのことをどれくらいの人が同じように話してくれるか」の調査でしかありません。また、そんな世論調査から得られたデータを基にしたものを使って、何か難しいことを言っても、それは間違っていることが多いのです。私は、少なくとも、国民が小沢氏に辞任を求めていたという主張には疑問を持ちます。

検察はこれで鬼の首を獲った、と喜んでいるのでしょうか。それとも、自分たちの悪事がばれないので、当座のところはホッとしているのでしょうか。観たことはありませんが、故黒澤明監督の作品に「悪い奴ほどよく眠る」というタイトルの映画があるそうです。彼らはしばらく枕を高くして眠ることができるでしょう。

民主党が政権を取ったら、まず、官僚組織の大改革を行うべきだと思います。日本の国益に反する官僚たちを追い出すことが大切だと思います。しかし、逃げているみたいで自分でも情けないことですが、アメリカとの関係を持っている官僚たちもある程度温存すべきではないかと思います。ここで、いつも馬鹿みたいに考えが止まってしまうのですが。
by hfurumura | 2009-05-13 14:23
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