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翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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孫たちによる再演:民主党代表選に思う

本日、鳩山由紀夫氏が民主党の進代表に選ばれました。以下に朝日新聞から記事を転載します

(転載貼り付けはじめ)

民主党新代表に鳩山氏、岡田氏に29票勝る

2009年5月16日14時34分

 民主党は16日、東京都内のホテルで両院議員総会による代表選を行い、鳩山由紀夫幹事長(62)を新代表に選んだ。党所属国会議員による投票の結果、鳩山氏が124票を獲得し、95票の岡田克也副代表(55)に29票差をつけて勝利した。

 新代表の任期は、小沢代表の残り任期である来年9月まで。政権交代をかけた総選挙を前に、偽メール問題や西松建設の違法献金事件をめぐる党の危機に対し、幹事長として切り盛りした鳩山氏の「安定感」が評価された。鳩山氏は、旧自由党との新党構想をめぐる混乱の責任により、02年12月に辞任して以来の復帰。

 代表選は、鳩山氏が自らの支持グループ(約30人)や小沢氏の支持グループ(約50人)を足場に幅広く支持を固め、優勢に進めてきた。これに対し、岡田氏は前原誠司副代表の支持グループ(約20人)や野田佳彦広報委員長の支持グループ(同)などからの支援を足がかりに、態度を決めていない中間層の取り込みを図った。

 この日の両院議員総会の政見スピーチで、鳩山氏は「挙党一致体制の中で政権交代を果たし、愛、包容力のあふれた社会を作っていくために全力を傾注しようではないか」と呼びかけた。さらに、代表選で初めて実施されたディベート(討論)では「包容力のある鳩山になりたい」と支持を求めるなど、「刷新」を強調した岡田氏をも取り込む戦略で優位を保ち、勝利した。

 鳩山氏は、岡田氏について「枢要なポストで頑張っていただきたい」と処遇する考えを示しており、小沢氏も重要ポストに起用する意向だ。


(転載貼り付け終わり)

これで、吉田茂の孫、麻生太郎と、鳩山一郎の孫、鳩山由紀夫の対決という図式になりました。鳩山一郎は、吉田自由党に対する、鳩山民主党という構図で、国民的な人気を得て、吉田茂を破り、首相になりました。そして、日ソ共同宣言を生み出しました。鳩山一郎は脳梗塞で再起不能と言われながら、首相になりましたが、そこには、三木武吉の存在がありました。三木は吉田自由党を破るために、権謀術策を駆使し、「嘘も本気で言えば真実になる」という気迫で、暗躍していました。そして、鳩山が首相になった後、保守合同のため、仇敵となった自由党の大野万睦をかき口説きました。そして、自由民主党結党後、癌で亡くなりました。

政権交代のために、鳩山には裏で動く存在が必要です。それが小沢一郎だと思います。彼が、三木武吉になったとき、政権交代の実現性が高まると思います。ただ、三木と小沢ではタイプが違うので難しいところもあるでしょう。

政権交代という劇が再び、孫たちによって再演されると発想するのは、日本的、浪花節的ですね。歌舞伎じゃないんだから、とも思いますが。書いている本人が日本土人では致し方ないですね。
by Hfurumura | 2009-05-16 16:12
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