人気ブログランキング | 話題のタグを見る

翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
スポーツ
社会
アメリカ政治
宣伝
国際政治
pivot to Asia
中国政治
福島
日本政治
個人的なこと
学問
未分類
以前の記事
2013年 11月
2013年 10月
2013年 07月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
お気に入りブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


読売新聞が大々的に報じた東京財団出身者の動き

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン / ビジネス社



 昨日の読売新聞に興味深い記事が掲載されていました。今年の夏に行われる参議院選挙の山形選挙区の自民党候補に大沼瑞穂氏という女性が決定したということです。党内の選挙で現職の県議に圧勝しての候補の内定ということになりました。

読売新聞が大々的に報じた東京財団出身者の動き_c0196137_1392136.png


 地元出身の県議が東京出身、公募で山形に移住してきた候補者になったということです。これは日本ではなかなかないことで、よほどのバックアップがなければ難しいことです。そのバックアップの一つの要素が「東京財団(Tokyo Foundation)」というシンクタンクです。

 東京財団はアメリカ(のジャパンハンドラーズ)の日本における一つの拠点になっています。東京財団の研究員一覧(→http://www.tkfd.or.jp/research/people/)を見ていただければわかりますが、ジャパンハンドラーズの頭目、現地司令官のジェラルド・カーティスコロンビア大学教授が研究員として在籍しています。ジェラルド・カーティス氏については、拙著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所)で詳しく書きました。お読みいただければ幸いです。

読売新聞が大々的に報じた東京財団出身者の動き_c0196137_14027.jpg


 大沼氏の内定には、自民党本部の意向、もっと言えば、アメリカの意向が反映したものと思われます。

 東京財団と読売新聞社は共同で講演会やセミナーを開催するなど深い関係にあります。この2つの組織は共にアメリカの手先の拠点となっています。その点で関係が深いのは当然のことだと思われます。

 今回の大沼氏の内定は、読売新聞にとっても喜ばしいことだったようです。それで大々的に報道したようです。しかし、それは属国メディアのさもしい喜びということになるでしょう。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「女性元研究員、自民党員選挙に圧勝…参院候補に」

読売新聞電子版 2013年2月5日
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130205-OYT1T00340.htm

 自民党山形県連は4日、参院選山形選挙区(改選定数1)の公認候補を選ぶ党員投票の開票を行い、元東京財団研究員の大沼瑞穂氏(34)が選出されたと発表した。

 県連は近く、党本部に大沼氏の公認を申請する。

 大沼氏と県議の児玉太氏(42)の2人で争われた。発表によると、投票総数は5702票で、大沼氏が約63%にあたる3579票を獲得し、2118票の児玉氏に大差をつけた。投票権を持つ党員は8801人で、投票率は64・79%だった。

 大沼氏は、2010年の前回参院選でも公募に応じたが、党員投票で現職の岸宏一氏に503票差で敗れている。再挑戦で公認の座を射止めた大沼氏は「女性と高齢者の雇用を取り込むことが経済成長に欠かせないと訴えていきたい」と抱負を語った。

 県連を二分する激しい選挙戦が展開された前回の党員投票から一転、今回は県選出の国会議員が目立った動きを見せない「静かな」戦いとなった。大沼氏は前回の党員投票で培った知名度や若さを武器に、幅広い支持を集めた格好だ。

 今回の結果について、記者会見した同党県連の志田英紀幹事長は「もっと競ると思っていたので予想外だった」とした上で、「決まったからには大沼さんを挙党一致でもり立てていきたい」と話した。

 同選挙区は、いずれも新人で共産党の太田俊男・党県副委員長(59)、幸福実現党の城取良太氏(35)が出馬の意向を表明。改選を迎えるみどりの風現職の舟山康江氏(46)も近く立候補を表明する見込み。舟山氏が離党した民主党は、県連と連合山形が3月末までに共同で候補者擁立を目指す。

(新聞記事転載貼り付け終わり)

(終わり)

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所


by Hfurumura | 2013-02-06 01:40 | 日本政治
<< 最後まで自説を曲げなかったヒラ... みんなの党・渡辺喜美代表につい... >>