翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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野田新代表・新総理誕生:その正当性には疑問符が付く

副島隆彦の“予言者”金融セミナー第2回『大災害から復活する日本』発刊記念講演DVD

副島 隆彦 / 成甲書房



ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

カンナ,P. /



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本日、民主党代表選挙が行われました。5名が立候補し、投票が行われました。1回目の投票の結果が次の通りです。有権者数は398でした。

前原誠司氏:74票、馬淵澄夫氏:24票、海江田万里氏:143票、野田佳彦氏:102票、鹿野道彦氏:52票、棄権:3票(松本龍氏欠席、横路孝弘衆議院議長と西岡武夫参議院議長は棄権)、無効票:0票

海江田氏が1位となりましたが、過半数198票には届かず、2位の野田佳彦氏との決選投票が行われました。決選投票の結果は次の通りです。

野田佳彦氏:215票、海江田万里氏:177票、無効票:3票、棄権:3票

決選投票で野田氏が過半数を獲得し、新代表に選出されました。以下の記事にあるように、野田氏、前原氏、鹿野氏で2、3、4位連合ができていたようです。反小沢ということで、この連合はできたようです。足してみれば74+102+52で218になります。鹿野氏の票はほとんどこぼれずに野田氏に投票されたとことが分かります。

ここでもっと考えてみたいと思います。野田氏は花斉会の基礎票が25票ほどでした。30に届くかどうかでした。それが102票を集めました。これは菅グループと民社協会が投票に回った結果であると思います。ここで私の考えを書きます。おそらく、今回の代表選は「カモフラージュ作戦」「死んだふり作戦」「潜水艦作戦」とでも言うべきものです。こうした作戦を考えつけるのは阿波の古狸、仙谷由人氏です。野田氏は最初は本命でした。しかし、増税や大連立ありきの発言で人気が上がりません。

そこで、まずは目立たないようにして、最後の最後に出てきて勝つという作戦を仙谷氏がたてました。そしてそのために自分のグループの領袖である前原氏が利用されました。前原氏が出てきて野田氏は目立たなくなります。注目は前原氏に集中します。その間に執行部系と民社協会を固め、そして海江田氏に対抗する連合を作っておくのです。

今回の作戦はズバリ的中しました。野田氏が1回目で2位に入り、しかも100票以上を獲得したことで、この作戦は成功したのです。私はこのブログでも民社協会の動きに注目していると書きました。28日の段階で自主投票となったと報道されましたが、これが本当かどうか分かりません。そして、仙谷氏にとってもよく、財務省にとってもよく、アメリカにとってもよい野田氏が選出されました。

しかし、今回の代表選の正統性には疑問符が付きます。それはNHKの「誤報」が選挙の投票中に行われたものです。具体的に言うと、決選投票中、中継をしていたNHKの番組でアナウンサーが「鹿野陣営は朝の決起集会で一致して野田氏に投票することを確認し、馬淵氏は海江田氏以外に投票することを呼びかけた」と決選投票が行われている最中に何度も繰り返し述べたのです。しかし、番組終了近くになって、「馬淵氏は海江田氏に投票したいと述べた」と内容を訂正したのです。

今回の代表選では、会場にテレビこそ置かれていませんでしたが、携帯電話やスマートフォンで外部の情報を得ることはできました。このNHKの「誤報」が投票結果に何らかの影響を及ぼした可能性はあると考えます。NHKは大変なことをしました。会長以下、幹部が総退陣してもおかしくないほどの事件です。この検証がしっかり行われ、場合によっては投票のやり直しがあってしかるべきだと思います。

野田氏が新代表、そして新しく総理となります。増税と福祉切り捨て、アメリカへの朝貢という方針は確定しました。これからしばらくは耐え忍んでいかねばなりません。悲しいことですが属国の民として耐え忍んでまいりましょう。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「海江田氏、なぜ敗れたのか…1回目投票で1位」

2011年8月29日付 ヨミウリ・オン・ライン

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110829-OYT1T00997.htm?from=top

 29日の民主党代表選は、1回目の投票で1位だった海江田万里経済産業相を、野田佳彦財務相が決選投票で破る大逆転劇となった。


 野田氏は、下位の陣営とどのように連携を組んだのか。党内最大の小沢一郎元代表グループの支援を受け、基礎票で優位に立っていた海江田氏はなぜ敗れたのか。逆転の構図を検証する。

 ◆糾合◆

 「決選投票になったら、『非海江田』で票を集中させたい」

 29日朝、国会内で開かれた菅首相グループの会合。座長の江田法相は約30人の出席者にこう呼びかけ、了承を取りつけた。

 菅グループは、代表選の対応を自主投票としていたが、菅首相の意向もあり、「反小沢」では一致していた。党内では「海江田氏が1位となるものの、過半数には至らない」との見方が大勢だった。

 「野田氏と前原誠司前外相の陣営はともに票の上積みに必死で、決選投票となった場合の戦略を立てるに至っていない」と見た江田氏は、野田、前原両陣営に「決選投票では野田、前原両氏のいずれか上位となった候補に投票する」という「海江田包囲網」を事前に打診し、両陣営も「当然の行動」と受け止めた。

 野田グループも独自に「多数派工作」に動いた。

 野田氏の選対本部長を務める藤村修幹事長代理は29日朝、鹿野氏の選対本部長である大畠国土交通相に対し、決選投票での「野田、前原、鹿野連合」の実現を要請した。

 鹿野陣営には小沢グループの議員も多かったが、告示後には会合に顔を出さなくなったため、鹿野陣営は「小沢グループの引きはがし方はひどい」(大畠氏)と反発を強めていた。藤村氏の要請は、鹿野陣営に「あうんの呼吸」で受け入れられた。29日夜、鹿野陣営は、東京・赤坂の中華料理店で開いた「打ち上げ」に駆けつけた藤村氏を大きな拍手で招き入れた。

 前原グループでは、仙谷由人代表代行(官房副長官)が、藤村氏や、小沢元代表を党員資格停止処分に追い込んだ岡田幹事長と連絡を取り合い、決選投票での糾合に力を入れた。

 「行司役」という立場から表立った行動は控えていた岡田氏は、代表選終了後、周辺に笑顔でこう語った。

 「僕らが描いたシナリオ通りになったな」

 ◆誤算◆

 小沢元代表グループも露骨な多数派工作を行った。

 「決選投票では海江田氏をお願いしたい。海江田氏に入れてくれれば、あなたの政務三役入りは約束する」

 元代表の側近は、参院の中堅議員にポストを示して、支持を求めた。

 29日朝には、決選投票に残れないと悟った馬淵氏が選対の会合で「決選投票では海江田氏を支持する」と表明したが、党内では「馬淵氏は、決選投票での『海江田氏支持』を条件に小沢グループから推薦人を借りていたのではないか」との見方も広がった。

 小沢グループの手法には、「ポストを約束してくれるのは小沢グループだけだ」と歓迎する者もいれば、「古い自民党総裁選を見ているようだ」と反発を強める議員もいた。

(2011年8月29日21時19分 読売新聞)

●「馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選」

2011年8月29日付 朝日新聞電子版

http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY201108290475.html

 NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。

 NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。

 その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。

 NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by hfurumura | 2011-08-29 22:38 | 日本政治

民主党代表選について その3

副島隆彦の“予言者”金融セミナー第2回『大災害から復活する日本』発刊記念講演DVD

副島 隆彦 / 成甲書房



ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

カンナ,P. /



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民主党代表選が告示され、5名が立候補しました。立候補には20名以上の議員の推薦が必要です。そして、以下の人々がそれぞれ5名の立候補者たちの推薦人になった議員たちです。それぞれを少し詳しく見ていきたいと思います。

前原氏には24名の推薦人がいます。驚いたのは細野豪志氏が名前を連ねていることです。その他は順当というか反小沢を標榜している議員たちが凌雲会(前原グループ)を中心に順当な形で名前を連ねていると言えます。松浦参議院議員はリベラル色が強く、菅総理の「お小姓」である寺田学議員と深い関係にありますが、タカ派的な前原氏の推薦人になっています。

馬淵氏の推薦人の特徴は1年生議員が多数を占めています。中堅からベテランとなると、滝実と高山智司という前回の代表選で小沢氏を支援した議員たちが入っています。馬淵氏は一匹狼で野田グループから離脱した人で、グループとなる議員たちはいません。彼らは借り物だというのが印象です。マッチョな馬淵氏に慶應義塾大学応援指導部出身の高邑議員は良く似合います。

海江田氏の推薦人には鳩山グループと小沢系の混成となっています。自身が立候補を模索した小沢鋭氏が推薦人になっています。また、鳩山グループの有力者である川内氏と原口氏も名前を連ねています。海江田氏が鳩山、小沢両グループの統一候補であることが明確になっています。

野田氏の推薦人は花斉会中心ですが、菅氏の側近である荒井聡氏が入っているのが注目です。菅氏のグループは前原、野田両氏をまずは支援するという形を取っていることが分かります。大串、岸本という財務官僚上りが入っているのも「財務省の組織候補」と呼ばれる野田氏の推薦人らしい感じです。また、鳩山氏の側近だった牧野氏も入っています。加えて玄葉グループの事務総長である山口氏も名を連ねています。ほうほう、結構アメリカの意向を受けて動く人も入っているのかという感じです。

鹿野氏の推薦人の特徴は農業系、農協系の議員たちが多いということ、そしてTPPに対して反対の立場をとっている議員たちが多いということです。鹿野氏の特徴である中間派、党内に敵はいないということを如実に示した顔ぶれになっていると思います。

この推薦人の顔ぶれからわかることは、菅グループは野田氏、前原氏それぞれをまず支援し、決選投票で前原氏に投票することです。前原はこれで自派50名、野田グループ25名、菅グループ50名ということで125名ほどの基礎票が見込めるということになります。これで小沢、鳩山グループ130名ほどの基礎票を持つ海江田氏に並ぶことができます。動きがはっきり見えないのが民社協会です。民社協会の後背で代表選の方向がある程度決まると思います。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「民主代表候補の推薦人」

2011年8月27日付 時事ドットコム

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011082700218

 民主党代表選の各候補の推薦人は次の通り。(敬称略、丸数字は当選回数)

 【前原誠司陣営】(24人)

 〔衆院〕古川元久(5)、渡辺周(5)、小宮山洋子(4)(参(1))、細野豪志(4)、山井和則(4)、泉健太(3)、菊田真紀子(3)、下条みつ(3)、高井美穂(3)、小川淳也(2)、城井崇(2)、柚木道義(2)、阿知波吉信(1)、井戸正枝(1)、小原舞(1)、黒岩宇洋(1)、斉藤進(1)、高橋昭一(1)、仁木博文(1)〔参院〕小川勝也(3)、林久美子(2)、徳永久志(1)、中谷智司(1)、松浦大悟(1)

 【馬淵澄夫陣営】(20人)

 〔衆院〕滝実(5)、高山智司(3)、長安豊(3)、石井登志郎(1)、磯谷香代子(1)、大西健介(1)、櫛渕万里(1)、阪口直人(1)、杉本和巳(1)、高井崇志(1)、高野守(1)、高邑勉(1)、玉置公良(1)、福島伸享(1)、宮崎岳志(1)、吉川政重(1)〔参院〕ツルネンマルテイ(2)、藤末健三(2)、前川清成(2)、横峯良郎(1)

 【海江田万里陣営】(25人)

 〔衆院〕赤松広隆(7)、小沢鋭仁(6)、東祥三(5)、川内博史(5)、原口一博(5)、松野頼久(4)、小宮山泰子(3)、中塚一宏(3)、山花郁夫(3)、糸川正晃(2)、辻恵(2)、中川治(2)、福田昭夫(2)、岡本英子(1)、奥野総一郎(1)、初鹿明博(1)〔参院〕小川敏夫(3)、桜井充(3)、尾立源幸(2)、佐藤公治(1)(衆(2))、藤田幸久(1)(衆(2))、武内則男(1)、谷岡郁子(1)、谷亮子(1)、安井美沙子(1)

 【野田佳彦陣営】(25人)

 〔衆院〕藤村修(6)、荒井聡(5)、中川正春(5)、武正公一(4)、牧野聖修(4)、近藤洋介(3)、手塚仁雄(3)、松本大輔(3)、山口壮(3)、大串博志(2)、三谷光男(2)、森本哲生(2)、打越明司(1)、江端貴子(1)、岸本周平(1)、柴橋正直(1)、橋本博明(1)、花咲宏基(1)、森岡洋一郎(1)、森山浩行(1)、谷田川元(1)、山田良司(1)〔参院〕広田一(2)、蓮舫(2)、長浜博行(1)(衆(4))

 【鹿野道彦陣営】(25人)

 〔衆院〕大畠章宏(7)、池田元久(6)、小林興起(5)、末松義規(5)、筒井信隆(5)、石田勝之(4)、大島敦(4)、中山義活(4)、松崎公昭(4)、吉田公一(4)、楠田大蔵(3)、篠原孝(3)、田名部匡代(3)、佐々木隆博(2)、橋本清仁(2)、川村秀三郎(1)、小山展弘(1)、樋口俊一(1)(参(1))、和嶋未希(1)〔参院〕白真勲(2)、前田武志(2)(衆(4))、増子輝彦(2)(衆(3))、大島九州男(1)、大野元裕(1)、舟山康江(1)(2011/08/27-12:24)

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-27 15:57 | 日本政治

民主党代表選について その2

副島隆彦の“予言者”金融セミナー第2回『大災害から復活する日本』発刊記念講演DVD

副島 隆彦 / 成甲書房



ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

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民主党代表選がいよいよ明日告示になります。以下の記事にある通り、前原氏、馬淵氏、海江田氏、野田氏、鹿野氏が立候補することになりました。5名が立候補するというのは民主党代表選では最多の候補者ということになります。鳩山系では小沢鋭氏が立候補を取り止め、海江田氏に一本化されました。また樽床氏も立候補を見送りました。

ここで床屋政談ならぬブログ政談で民主党代表選挙の行方を書いてみたいと思います。党所属国会議員は衆議院301名、参議院106名、計407名ですが、党員資格停止処分中の議員たちもおり、有権者は398名となっています。過半数は200名ということになります。まず重要な動きとして小沢氏が海江田氏支持を表明しました。小沢氏自身は投票に参加することはできませんが、小沢氏を中心とするグループは100名を超すと言われています。それに鳩山グループを加えると、海江田氏は130名近くの票を獲得することが可能となります。

前原グループ(凌雲会)は50名、野田グループ(花斉会)は30名程度と言われています。これらの数字がそれぞれの基礎票となります。鹿野氏は鹿野氏に立候補を求める議員の会の数が30名ほどでしたからこれが基礎票となり、馬淵氏は一時は立候補に必要な議員の数が20名を割り込んでいたのが小沢系から支援が入り20名は確保できたということになるとこれが基礎票となります。

・海江田:130名・前原:50名・鹿野:30名・野田:30名・馬淵:20名

残りは147名となります。菅グループが50名、横路グループが30名、民社協会が40名、残りは羽田、樽床、玄葉の各グループとなります。民主党のグループは掛け持ちが多く、最大勢力を足していくと党所属国会議員の数を軽く超えてしまいます。

ここで重要なのは菅グループと民社協会です。菅グループは今のところ支持候補をはっきり打ち出していません。民社協会は団結して勝ち馬に乗るという集団です。この両集団の約90名が重要になります。ちなみに横路グループは鹿野氏に投票し、決選投票では海江田氏に投票するものと予想されます。玄葉グループは凌雲会の別動隊ですからここは凌雲会の数にすでに入っていると思われます。

民社協会はタカ派志向ですから前原氏につくものと思われます。菅グループが前原氏につくかどうかですが、ここが微妙な問題となります。凌雲会は菅内閣を支えた主流派です。普通であればその恩義のために菅グループは前原氏に投票すべきです。また、前原氏も菅氏の後継ということで政策の継承といったことをリップサービスでも言うものです。しかし、凌雲会勢は党執行部や内閣にありながら、菅氏の引き摺り下ろしに躍起になっていました。菅氏としては、総理にしてもらい支えてもらった恩義よりも引き摺り下ろしに対する怨念が強いでしょう。

それでもアメリカの意向を受けるなら、菅グループと民社協会は前原氏に投票するでしょう。そうなると前原氏は140名を確保することになります。1回目の投票では過半数を獲得する候補者はいないでしょう。それで海江田氏と前原氏の決選投票になるでしょう。

鹿野氏に投票した人々ははTPPのことでは海江田氏に批判的でしょうが、海江田氏も「あくまで推進」という態度から変化しています。前原氏のような従米姿勢ではTPPが進められてしまう可能性もあり、海江田氏に投票するでしょう。野田グループは前原氏に投票して、野田氏を最重要ポストに就けることを狙うでしょう。海江田氏:160名、前原氏:170名となります。馬淵氏は小沢氏系を借りての立候補ですから海江田氏に投票ということで海江田氏180名、前原氏170名となります。

羽田、樽床といった中間派獲得の争いとなります。中間派がどちらに投票するかで帰趨が決まります。本日、菅総理は退陣を表明しましたが、官房長官である枝野氏と官房副長官である仙谷氏はまだ内閣官房機密費のカギを握っています。ここからどれくらい実弾が出るかでこうした動きもだいぶ変わってくるでしょう。

前回の菅氏対小沢氏の代表選での国会議員票は206対200でした。今回もまた大接戦になりそうです。

アメリカのネオコン勢力は前原氏の登板を歓迎するでしょう。来日中だったケビン・メア元米国務省に本部長はそのような発言をしています。また仙谷氏にとっては力をふるいやすいということもあります。小沢氏が復活することに戦々恐々としている官僚たちも、まぁ野田氏と同じようなもので、前原氏もすぐに洗脳して操り人形にできるから前原氏で良いやと思っていることでしょう。

今回の代表選、前原氏やや優勢、しかし何か起きれば海江田氏に転ぶというきわどい展開になるでしょう。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「届け出順を決定 代表選で選管」

2011年8月26日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/stt11082622170027-n1.htm

 民主党中央代表選挙管理委員会は26日、代表選に関する事前説明会で、届け出順を前原誠司前外相、馬淵澄夫前国土交通相、海江田万里経済産業相、野田佳彦財務相、鹿野道彦農相の順とすることを決めた。

 27日の告示日に飛び入りや出馬取りやめがなければ、この並びとなる。小沢鋭仁元環境相は1番だったが出馬を見送った。

●「小沢氏が海江田氏支持の考え伝える」

2011年8月26日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/stt11082618450025-n1.htm

 民主党代表選をめぐり、小沢一郎元代表は26日、海江田万里経済産業相を支持する考えを周辺に伝えた。


(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-27 01:17 | 日本政治

民主党代表選

副島隆彦の“予言者”金融セミナー第2回『大災害から復活する日本』発刊記念講演DVD

副島 隆彦 / 成甲書房



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民主党代表選に関する動きが活発化しています。昨日、民主党代表選の説明会が開かれ、9陣営が参加しました。9人も立候補を表明していたかな、とびっくりしたのですが、小沢鋭、海江田、鹿野、樽床、野田、前原、馬淵のすでに立候補表明済みの7氏に加え、平岡氏と平野氏の代理人が参加したということです。平野氏は鳩山氏の側近で、鳩山政権の官房長官を務めた人物です。鳩山政権瓦解後は、小沢氏と近く、反主流派としての活動が多くなっていました。平岡氏についてはあまり知られていませんが、民主党内では「リベラルの会」というグループを近藤昭一氏と共同で率いています。平岡氏は山口2区選出で当選5回、東大法学部から大蔵省へ進んだ人物です。

リベラルの会は他グループとのかけもちの議員たちも多く、人数を確定しづらいのですが、コアメンバーは20名いないものと考えられます。主なメンバーは生方氏、寺田学氏、藤末健三氏、中村哲治氏で、リベラル派として党内のタカ派(前原グループなど)とは一線を画しています。平岡氏はおそらく立候補することはできないでしょう。しかし、リベラルの会の存在を知らしめることで退潮傾向に歯止めをかけていこうという意思が見られます。平野氏も立候補することはないでしょうが、鳩山グループの結束を固めるという意思があるものと見られます。

焦点は小沢グループの動向です。小沢氏はおそらく代表選挙の投票日まで支持する候補者を明らかにすることはないでしょう。現在、有力候補となっている前原氏とのにらみ合いの状況です。前原氏と小沢氏をつなぐ稲盛氏、そして前原氏を支える仙谷氏はすでに小沢氏と会い、仙谷氏は小沢氏から「挙党一致と言うがそちらが我々を排除したのではないか」という非難を受けました。大事なことは前原氏が小沢氏に会いに行き、小沢氏も面会を拒まなかったという点です。2人が全く接触できない、しない状況というのは民主党の存続、民主党政権の存続にもマイナスになってしまうからです。

民主党政権を続けること、小沢氏はこれこそが重要だと考えていると思います。大連立という考えは震災直後なら意味があった考えですが、今となっては増税のための野合、自民党の延命のためのものでしかありません。前原氏は自民党との親和性が高い人物ではありますが、彼自身が民主党から出るといってどれだけの議員がついていくかと考えるならば前原氏は民主党に残るしかありません。

民主党を続けるため、民主党政権を続けるために小沢氏が前原氏に投票することは何もおかしくありません。ですが、そこにはやはり条件を付けなければなりません。小沢氏の党員資格停止を解除するということは小沢氏にとってはどうでもよいことです。それよりは、他の条件、マニフェストの堅持や政治主導の堅持を求めるでしょう。そのための現在のにらみ合いであり、小沢氏のとぼけ作戦であると言えます。前原氏や仙谷氏としては小沢氏に早く態度を表明してもらえばそれだけ楽ですが、そうさせてもらえないので大変なのではないかと思います。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「来るわ来るわ…民主代表選、事前説明会に9陣営」

2011年8月25日付 朝日新聞電子版

http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY201108250226.html

 民主党代表選の事前説明会が25日、党本部で開かれ、9陣営の代理人が出席した。候補者乱立の様相だが、水面下で候補者の一本化を進める動きもあり、27日の告示を前に各陣営の動きが活発化している。

 説明会には、小沢鋭仁元環境相(57)、海江田万里経済産業相(62)、鹿野道彦農林水産相(69)、樽床伸二元国会対策委員長(52)、野田佳彦財務相(54)、平岡秀夫総務副大臣(57)、平野博文元官房長官(62)、前原誠司前外相(49)、馬淵澄夫前国土交通相(51)=50音順=の9陣営が参加した。平岡氏は立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保に苦しんでいる。平野氏は代表選への意欲を明らかにしておらず、立候補に踏み切るかどうかが注目される。

 候補者の一本化をめぐっては、海江田氏の陣営幹部が25日、「小沢(鋭)氏との一本化を模索したい」と語った。渡部恒三最高顧問も24日、小沢一郎元代表に批判的な前原氏と野田氏の一本化が望ましいとの考えを示したが、野田氏の陣営内には、樽床氏との連携を望む声もある。一方、馬淵氏は25日、東京都内で記者団に「各候補がどんな価値観や政策、国家観を持っているか国民は知りたいと思う。しっかりと見せて戦うことが重要だ」と語った。

●「因縁の二人が神経戦=会談10分、話題は政策-民主代表選」

2011年8月25日付 時事ドットコム

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011082400946

 民主党代表選への出馬を決めた前原誠司前外相と、党内最大のグループをまとめる小沢一郎元代表との駆け引きが24日、本格化した。小沢氏が前原氏を推せば、一気に「前原代表の流れになる」(党関係者)とみられるが、菅政権下で反目してきた両氏だけに、話は単純ではない。党内情勢をにらみながらの神経戦が、29日の代表選直前まで続く可能性もありそうだ。

 「立候補するのでご指導をよろしくお願いします」。前原氏は24日午後、小沢氏を事務所に訪ね、頭を下げた。終了後、記者団に「政策の話をした。考え方にあまり違いはなかった」と説明。記者団から、小沢氏の処分解除の話をしたか聞かれると「するわけがない」と語気を強めた。

 前原氏は、岡田克也幹事長や仙谷由人代表代行らとともに、菅政権の「脱小沢」路線を主導した一人。各種世論調査での高い人気が武器だ。小沢グループの支援を得たいが、露骨に擦り寄れば、足元の支持を失いかねない。前原氏サイドが、小沢氏訪問を「代表経験者へのあいさつ回りの一環」と説明するのも、こうした事情からだ。会談時間も、わずか10分だった。

 一方、代表選後の「復権」を目指して勝ち馬に乗るのが基本戦略の小沢氏だが、グループの結束が弱まっていることもあり、こちらの事情も複雑だ。仮に「前原代表」誕生に貢献しても、政権への影響力を確保できる保証はなく、メンバーの前原氏への不信感は根強い。かといって、他の候補を担いで前原氏と全面対決した末に敗れれば、グループ内での小沢氏の求心力がさらに低下するのは必至。鹿野道彦農林水産相や海江田万里経済産業相の擁立で既に動きだしている議員もいる。

 「挙党一致を言うが、われわれを排除しているのはあなた方だ」。小沢氏は23日夜、ひそかに訪ねてきた前原グループ幹部の仙谷氏に、不快感をあらわにした。小沢氏周辺からは、支援の条件として「誠意を示せ、担保を出せってことだ」と、新体制でのポストを求める声も漏れる。グループ内では「小沢さんは、ぎりぎりまで対応を決めない」との見方が支配的だ。(2011/08/24-21:48)

●「マニフェスト再構築明記 民主代表選・鹿野氏が政策骨子」

2011年8月24日付 朝日新聞電子版

 民主党代表選に立候補を予定している鹿野道彦農林水産相(69)が掲げる政策の骨子が判明した。(1)東日本大震災の復旧・復興(2)デフレ脱却(3)円高対応を「直ちに取り組む政策」と位置づけているが、党内の幅広い支持を得るため、復興増税や原発政策については明確に示していない。

 骨子によると、小沢一郎元代表が掲げた「国民の生活が第一」の理念のもとで「マニフェスト(政権公約)を再構築する」ことも明記。党内最大勢力を率いる小沢氏に配慮した。円高対策として日銀にさらなる金融緩和を求める一方、外国為替市場への単独介入も辞さないとしている。東日本大震災の復興財源として無利子国債を発行することも盛り込んでいる。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-25 16:36 | 日本政治

政局いろいろ

副島隆彦の“予言者”金融セミナー第2回『大災害から復活する日本』発刊記念講演DVD

副島 隆彦 / 成甲書房



ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

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8月末の会期末、菅内閣総辞職、民主党代表選に向けて動きがあわただしくなってきました。民主党代表選については、今のところ、野田氏、海江田氏、馬淵氏、小沢鋭氏が出馬を表明し、鹿野氏が出馬要請を受けています。そして、本日、前原氏が出馬表明を行う予定になっています。私は現在訪日中のバイデン米副大統領が誰に会うかで民主党代表選の流れが決まると思っていましたが、今のところ、候補者たちと会うという予定はないようです。バイデン氏は民主党代表選、つまり日本の総理選びに直接関与しないようです。

前原氏と野田氏は盟友であり、常に行動を共にしてきました。一時期は野田・前原グループという呼ばれ方をしていました。しかし、今回、二人の盟友関係には亀裂が入りました。民主党や国民の間に野田氏の増税とTPPの推進に対して嫌気や嫌悪感が予想外に広がってしまいました。野田氏を評価するのは自民党だけと民主党現執行部だけという奇妙な状況になりました。民主党の人気がこれ以上落ちることを凌雲会系は恐れたのでしょう。彼らにも原因があるのですが。野田氏と前原氏のグループの亀裂は、あれだけ蜜月だった、日本新党と新党さきがけの亀裂と重なる部分があります。両党ともに合併で合意していたのに結局、ケンカ別れとなりました。これは非自民連立政権での首相になるかならないかで細川氏と武村氏がケンカしたからです。前原氏と野田氏が共に日本新党出身というのは因縁を感じます。

戦争の時でも赤十字はつながっています。戦争のときは赤十字のマークを付け、相手方に通告されている病院船を攻撃することは禁止されています。戦時国際法で決められています。ケンカにもある程度の暗黙のルールがあります。相手に命に係わる、もしくは後遺症が残るような傷を負わせることはルール違反です。自民党時代、総裁選挙における派閥間の競争は熾烈を極めました。主に資金面での争いでした。しかし、それでもルールが存在し、あまり行き過ぎる場合は財界や自民党の長老が仲裁に入るということはありました。

また、連絡将校のような人たち、主に派閥の事務総長たちが定期的に会合を持つことで連絡ができるようにしていました。自民党を壊さないためのブレーカーがあったということです。現在の民主党にこうしたブレーカーがあるのかと言われるとよく分かっていません。しかし、民主党内で対極にある前原氏と小沢氏をつなぐ赤十字的な存在はやはり稲盛和夫京セラ会長す。前原氏も小沢氏も稲盛氏との関係が深く、稲盛氏は政権交代を主張し、長年民主党をそして前原氏、小沢氏を支援してきました。

現在の民主党内部の主流派と反主流派の戦いを内戦、内部分裂にまで発展させてはいけません。そうなれば自民党政権に逆戻りとなります。一部の小沢一郎至上原理主義者たちはそれを望んでいるのでしょうか。ひいきの引き倒しをしているという自覚がないので、本当に始末に負えません。小沢氏系と前原氏系が何も仲良くしろと言っているのではないのです。民主党政権を続けていくように望むだけです。

増税について、お隣同士の県の県知事が全く別のことを言うという不思議な現象が起きました。以下の新聞記事にあるように、宮城県の村井知事は増税を主張し、岩手県の達増知事は増税に反対をしています。村井知事は漁業特区といい、増税といい、何か裏があるような主張を繰り返しています。さすが、「トモダチ」作戦の本拠となった仙台空港のある宮城県の知事です。知事は県民の代表であり、県民のために命を懸ける存在ですが、一体誰のために存在し活動しているのか、村井知事に関しては疑問に思うことが多いのです。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「前原氏、稲盛氏に出馬意向伝える「お礼方々あいさつ」」

2011年8月23日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110823/stt11082310270007-n1.htm

 民主党の前原誠司前外相は23日午前、同氏の有力後援者で、民主党と関係が深い稲盛和夫日本航空会長と都内で会談し、党代表選に出馬する意向を伝えた。前原氏は会談後、記者団に「日本航空の問題でお世話になっており、お礼方々(代表選出馬の)あいさつをした」と語った。

 前原氏は22日夜、都内で行われた自らを支持する党内グループ幹部らとの会合で、「(党代表を)私にやらせていただきたい。20年間の政治生命をかけて決断した」と決意を語った。23日夕のグループ会合で正式に出馬を表明する。

●「「臭い物にふた」 宮城知事、復興増税慎重候補者を批判」

2011年8月22日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110822/stt11082213250002-n1.htm

 宮城県の村井嘉浩知事は22日の記者会見で、民主党代表選に出馬を取りざたされている候補者に関し、東日本大震災に絡んだ復興増税に慎重な意見が多いことを「大変残念に思う。臭い物にふたをしろという思いが透けて見える」と批判した。

 村井知事は復興増税の必要性を主張している。会見では「日本のかじ取り役として、具体的にどこまで国が責任を負うのか、どこまで財源を確保するのかを明確にしてほしい」と注文。「苦しいものこそ表に出し、はっきりと党員、国民に問うてほしい」と強調した。

●「「増税する状況にない」安住氏発言に岩手知事」

2011年8月1日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110801/stt11080122390004-n1.htm

 岩手県の達増拓也知事は1日の記者会見で、民主党の安住淳国対委員長が「自治体の首長は増税しないんだから(批判されにくい)。国からお金をもらい、泥をかぶらない」と発言したことについて、「もし泥をかぶれというのが増税せよという意味ならば、被災地は増
税する状況にはない」と述べた。さらに「財政政策は国家の在りように関わる話。それを地方がやるべきだというのは国としては無責任」と訴えた。

●「前原氏出馬論強まる 小沢氏処分解除反対 29日代表選」

2011年8月22日付 朝日新聞電子版

http://www.asahi.com/politics/update/0822/TKY201108210408.html

 菅直人首相(党代表)の後継を決める民主党代表選で、前原誠司前外相の立候補論が党内で強まってきた。前原氏は21日、小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除に反対することを明言した。前原氏は22日にも自らのグループ幹部と協議し、最終判断する見通しだ。

 前原氏が立候補に踏み切れば、前原氏との連携に期待していた野田佳彦財務相は苦しい立場に追い込まれ、代表選の構図が一変するのは確実だ。

 前原氏は21日夜、京都市内で記者団に、自らの立候補について「そう遠くない時期に仲間と相談して最終判断する。いまは白紙の状態で様々な人の意見をうかがっている」と語った。小沢氏の党員資格停止処分については「現執行部の判断を尊重すべきだと思う」と述べ、解除に反対した。

 前原氏は今年3月、在日外国人からの政治献金問題で外相を辞任。この問題の影響なども考慮して、いったんは今回は立候補しない考えを周辺に伝え、前原グループのベテラン議員にも慎重論が強かった。だが、グループ内で野田氏への支持が広がらず、前原氏の待望論が噴出。前原氏は周辺に「自分のグループがまとまって野田氏を推すことは難しいのではないか」との見方を伝えた。前原グループ幹部は21日夜、「立候補の可能性はかなり出てきた」と語った。

 前原氏は20日、野田氏と東京都内で会談したが、自らの立候補については明言を避けた。両氏は17日も会談し、復興増税の先送りを求めた前原氏に対し、野田氏は「何が何でもすぐに増税というわけではない」と説明、支援を要請した。

 野田氏のグループ内では「前原氏が立候補した場合、支援に回る」と公言する議員も出始めており、グループ幹部は21日夜、都内で今後の対応を協議した。

 一方、民主党は代表選日程を「27日告示、29日投開票」に固めた。菅首相が辞任条件とする特例公債法案と再生可能エネルギー特別措置法案の26日までの成立を前提にしたもので、22日の役員会でこうした日程を決定する。これに関連して同党の岡田克也幹事長は21日のNHKの番組で「29日には代表選が終わっていないといけない」と述べた。

 また、自民党の谷垣禎一総裁は21日のNHKの番組で、民主党との大連立について「両方が一緒の政権に入るのは例外中の例外だ」と改めて否定的な考えを示した。

●「グループでの支持できない」 前原氏、野田氏に支援断る

2011年8月21日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110821/stt11082121120008-n1.htm


 民主党代表選で、前原誠司前外相が、既に出馬の意向を固めている野田佳彦財務相に対し、前原グループとしてまとまって野田氏を支持するのは困難と伝えていたことが21日、分かった。

 野田氏は17日に都内で前原氏と会談し、代表選での支援を要請した。20日に2人が再会談した際、前原氏は、自身を支持するグループ議員に「前原氏の出馬」を求める声が強いことを説明し、グループとしてまとまって野田氏を支援するのが難しいと説明したという。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-23 17:01 | 日本政治

野田氏代表選当選が濃厚な政局

ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

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2011年8月29日か30日に行われる予定の民主党の代表選挙に関して、野田佳彦財務相の当選が有力視されています。野田氏は、増税による財政健全化と野党、特に自民党との大連立を主張しています。自民党側では大連立は難しいと主張していますが、実際のところは、仙谷由人官房副長官と大島理森自民党副総裁との間では話がついていると思われます。仙谷官房副長官は野田氏を強力に推していると思われます。

現在、野田氏、馬淵澄夫氏、鹿野道彦氏、樽床伸二氏といった人々が民主党代表選に出馬を表明しています。野田氏が本命、鹿野氏が対抗という状況が作られようとしています。菅内閣誕生クーデターに功績があった民主党の旧民社党グループである民社協会が野田氏支持に動き始めました。彼らの挙げた条件に当てはまるのは野田氏、ということになります。鹿野氏を推すグループは前回の代表選で小沢氏を推した人たちが入っていますが、生方氏という反小沢の象徴だった人物も入っています。今は全く忘れ去られていますが、彼が鹿野氏の支持グループにいるというのは、スパイというか(表だっていることで嫌な思いをしていると思いますが)、反小沢グループに取り入るための得点稼ぎの行動であると考えられます。

今回の民主党代表選もまたコントロールされた中で、野田氏が勝つようになっているのでしょう。私たちはやれだれだれの政策がどうだとかあのグループだからどうだとか話しますが、政策なんかで決まりません。海の向こうから送られてくる課題を1年かけてこなすことができる人が代表になり、総理となります。日本は属国なのです。

それに対して亀井静香国民新党代表・総理補佐官は大連立について激しく反対しています。自民党が民主党政権を乗っ取り、民主党政権とは呼べない状況になるという主張を行っています。大連立になれば国民新党は連立から離脱を余儀なくされ、生き残りがが難しくなるという事情もあります。

野田氏が民主党代表になるにあたり、反主流派となる勢力は候補を一本化し、ある程度の野田氏に対する反対票を示すことで一定の影響力を示し、野田氏をはじめとする勢力に対してフリーハンドを与えないようにすることだと思います。6対4くらいの結果になるようにコントロールされるでしょうが、差を少しでも縮めるようにすることが大切だと思います。

小沢氏が党員資格停止状態で動けない以上、決戦ではなく、防御戦をやるという発想が必要だと思います。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「旧民社グループ、候補者支援にリーダーシップなど3条件 民主代表選で」

2011年8月17日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110817/stt11081718170009-n1.htm

 民主党の旧民社党系議員でつくる民社協会(田中慶秋会長)は17日、国会内で幹部会を開き、菅直人首相退陣後の党代表選について「国難を克服するリーダーシップを発揮できる」「党内をしっかりまとめられる」「野党と協力できる」との3条件を兼ね備えた候補を支援する方針を決めた。

●「自民・石原氏「谷垣首相前提なら大歓迎」 野田財務相の大連立構想」

2011年8月17日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110817/stt11081709460003-n1.htm

 自民党の石原伸晃幹事長は17日朝のニッポン放送の番組で、民主党代表選に出馬する意向の野田佳彦財務相の大連立構想について「言うのは簡単だ。ハードルはかなりある。今の段階では代表選の駆け引きの一つでしかない」と述べた。代表選の期日が正式決定していない現状で野田氏が代表選を優位に運ぶための発言との考えを示したものだ。

 その上で「外交政策、教育の基本、国家観、国のありようを(自民、公明両党と)調整するには最低でも1カ月はかかる」と指摘。大連立を組む期間も事前に合意が必要だとして「来年の予算案ができたときか、来年の予算が通ったときに解散を約束できるリーダーが出てくれば可能性はゼロではない」と語った。自民党の谷垣禎一総裁が首相となる前提での大連立については「大歓迎だ。待っている」と述べた。

 石原氏は党内でも大島理森副総裁とともに大連立に前向きとされるが、谷垣氏は「大連立は例外中の例外だ」と慎重な考えを示している。

●「「自民が乗っ取る」 亀井氏が大連立批判」

2011年8月17日付 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110817/stt11081717520008-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表は17日の記者会見で、民主、自民、公明3党による大連立構想について「自民党が閣内に入って協力することがプラスと判断するのは(政府を)乗っ取ってしまう場合だけだ」と述べ、大連立を目指す意向を示した野田佳彦財務相らを批判した。

 同時に、民主党がマニフェスト(政権公約)を見直している中で大連立が実現すれば「自公両党の政策をそのまま民主党が実行する政府になり、民主党政権ではなくなる」と指摘。結果として、自公両党が「汗をかかないで楽ちんに(成果を)宣伝」して次期衆院選で勝利するとした。

 また、民主党代表選に関連し「野党よりも強い党内野党みたいなものを抱えて政権運営はできない」と述べ、新代表は党内融和に努めるべきだと強調した。

●「鹿野氏支持議員、擁立方針を再確認」

2011年8月16日付 Yomiuri on line

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110816-OYT1T00892.htm

 菅首相(民主党代表)の後継を選ぶ党代表選で、鹿野農相を支持する議員でつくる「出馬を要請する会」は16日夜、都内で会合を開き、鹿野氏を擁立する方針を再確認した。

 19日に鹿野氏と会談し、正式に出馬要請したい考えだ。メンバーの一人は記者団に、「すでに推薦人20人は集まっている」と明言した。

 会合には、筒井信隆、篠原孝両農林水産副大臣、池田元久経済産業副大臣、中山義活経産政務官ら16人が出席した。鹿野氏は首相が正式に退陣表明するまでは代表選への対応を明らかにしない意向だが、同会は事実上の選挙対策本部として鹿野氏出馬に向けて準備を急ぐ予定だ。

 一方、馬淵澄夫前国土交通相は16日のTBS番組で、代表選について「衆院選に挑戦した時から、一国の首相になるのを前提に精進を重ねなければならないと思っていた。急に思い立ったわけではない」と述べ、改めて出馬に強い意欲を示した。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-18 00:21 | 日本政治

最近の政局について:ポスト菅に向けて動き出しつつある

ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

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本日、民主、自民、公明の合意の下に、公債特例法案が衆議院を通過しました。菅総理が2011年6月2日に出したとされる、退陣のための三条件が達成されつつあります。菅総理も辞任を示唆する言動を始めています。岡田幹事長を中心とする執行部は、2011年8月31日の国会会期末までの間に代表選を実施しようと模索し、8月28日開催が取りざたされています。

私が重要だと考えるのは、2011年8月22日(24日まで)にアメリカのジョー・バイデン副大統領の日本訪問です。これは、日本、中国、モンゴルを初訪問する、東アジア外交ツアーとも呼ぶべきものです。バイデン氏が日本で政治家では誰と会うか、という点が重要であると考えます。現在検討されている日程では、バイデン氏の訪日の一週間後に民主党代表選が行われることになります。バイデン氏が誰と会ったかということを議員たちは気にするでしょうし、「アメリカの意向はこの人なのだな」ということを確認することができます。バイデン氏のモンゴル訪問は日米共同開発の使用済み核燃料再処理施設建設に向けての動きを確かなものとするためのものと推察されます。

現在、次期民主党代表選に立候補の意思を示しているのは、野田佳彦氏、馬淵澄夫氏、小沢鋭仁氏、鹿野道彦氏、樽床伸二氏の各氏です。野田氏は現執行部、特に仙谷由人官房副長官が推していると言われています。野田氏は、現在財務大臣を務めていますが、すっかり、財務省の官僚たちの言いなりになってしまい、円売りドル買いの協調介入や増税といった、国民に負担をかける、国民に損をさせる政策を行おうとしています。「国民の嫌がることもやり遂げるのが本物の政治家だ」という愚かな主張をする馬鹿な政治家がいますが、野田氏はまさにその典型です。馬淵氏は今すぐの増税反対、急激な脱原発には反対ということで、野田氏や菅総理とは一線を画しています。

私はバイデン氏が訪日した際に面会するのは、細野豪志原発担当大臣だと予測します。それはもちろん「原発事故の対応や成果について聞きたい」という理由があると思われるからです。そして、その裏には、「この若い細野という政治家はアメリカの意向にきちんと従い
ながら、それを巧妙に隠せる力があるかを実際に会って確かめてみたい」という意図もあると思います。ポスト菅には挙げられていませんが、細野氏は民主党における有力な総理候補であり続けるでしょう。現執行部が野田氏を推すならば、鳩山系・小沢系という一定の勢力を持つ2つのグループはだれを支持するかということが焦点になります。小沢鋭氏は鳩山氏の側近と言われていますが、鳩山氏がグループの維持に懸命になっている今、支持を得られるとは考えにくい状況です。馬淵氏は凌雲会を脱退していて、勢力がない状況です。鹿野氏もまた勢力がない状況ですが、「つなぎ」ということなら支持を得られるでしょう。しかし、小沢氏も鳩山氏もそうした暫定的な代表選びを否定してきましたから、鹿野氏も△がついてしまうでしょう。小沢氏系の弱点は小沢氏以外に代表選に出られる政治家が現在存在しないことです。ですから、誰かを支持しなくてはいけなくなっています。そうなると、ウルトラCで細野氏を擁立、などということも考えられます。

現在代表選に立候補を表明している、もしくは立候補を取りざたされている政治家たちは何とか忘れられないようにすることが今回は重要です。現在の状況は自民党で言うと三角大福中と呼ばれた、佐藤栄作以降のリーダーたちの群雄割拠の時代のようになっています。自民党は鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田隼人、佐藤栄作の時代、三角大福中の時代、ニューリーダー(安竹宮)の時代といった世代の移り変わりを経験しています。民主党もこれから新しい時代へと進んでいきます。トロイカ体制の時代から七奉行の時代へ、そして七人の侍の時代へという流れになるでしょう。

それでも変わらないもの(これは自民党時代から変わりませんが)、アメリカのお眼鏡にかなわないと総理大臣になれないということです。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「樽床元国対委員長と鹿野農水相が出馬へ」 

2011年8月11日付 朝日新聞電子版

 民主党の樽床伸二元国会対策委員長(52)は、党代表選に立候補する意向を固め、11日の自らの議員グループ会合で表明する。鹿野道彦農林水産相(69)も立候補に意欲を示し、支持議員らが10日、立候補に必要な国会議員20人の推薦人集めを本格化させた。

 樽床氏は将来の消費増税に賛成だが、東日本大震災の復興財源確保の増税には反対する姿勢。周辺によると、推薦人確保のめどはついているという。鹿野氏は自らのグループを持たず、党内に抵抗感が少ないとして、来年9月の党代表選までの暫定首相として容認する声がある。

 樽床氏は衆院大阪12区選出で当選5回。昨年6月の代表選に立候補し、菅直人首相に敗北した。鹿野氏は衆院山形1区選出で当選11回。昨年9月の菅内閣の改造で2度目の農水相に就任した。

●「首相、辞意明言 民主執行部は代表選日程を調整」

2011年8月10日付 朝日新聞電子版

 菅直人首相(民主党代表)は10日の衆院財務金融委員会で「新しい代表が選ばれた時には総理という職を辞する。そして新たな総理を選んでいただく。そういう段階に入っていく」と述べ、近く辞任する意向を初めて明言した。首相は辞任条件に挙げた特例公債法案と再生可能エネルギー特別措置法案の成立後、速やかに辞任表明する。

 岡田克也幹事長ら民主党執行部は早期に両法案を成立させ、ただちに代表選を実施し、31日の今国会閉会までに新首相を選出する日程を描いている。ただ、特例公債法案などの成立がずれ込めば、代表選や新首相選出が9月に先送りされる可能性もある。

 首相は10日の委員会で両法案について「きちっと成立した時には速やかに次の段階に移る準備に入らなければならない」と答弁。「代表選で新代表が決まれば、私自身が内閣総理大臣として身を処すことが当然必要だ」とも語った。

●「野田財務相、代表選に出馬へ…月刊誌に政権構想」

2011年8月9日付 読売新聞電子版

 野田佳彦財務相(54)は8日、菅首相退陣後の民主党代表選に立候補する意向を固めた。

 野田氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」に事実上の政権構想と位置付ける論文を寄稿し、「時機が来れば、先頭に立つ覚悟だ」と出馬の意向を示す。9日に開くグループの会合で表明する見通しだ。野田氏のグループには約25人が所属しており、立候補に必要な推薦人20人は確保できるとみられる。

 野田氏については、仙谷由人代表代行(官房副長官)ら党幹部が擁立を検討し、前原誠司前外相のグループにも支持する声があり、有力候補になりそうだ。

 野田氏は雑誌論文で、内政では財政規律、外交では日米同盟を重視する考えを示す。財政政策では「東日本大震災を理由に財政健全化への取り組みを先延ばしすることはできない」とし、社会保障と税の一体改革の推進を強調する。エネルギー政策では、首相が表明した「脱原発」路線には立たず、将来的なエネルギー戦略を含めた議論の必要性を指摘する。党代表選では、小沢鋭仁元環境相(57)や馬淵澄夫前国土交通相(50)が立候補に意欲を見せているほか、鹿野農相(69)を擁立する動きなどが出ている。

(2011年8月9日07時09分 読売新聞)

●「民主代表選に重ねて意欲 馬淵、小沢鋭氏」

2011年8月8日付 MSN産経ニュース

 民主党の馬淵澄夫前国土交通相と小沢鋭仁元環境相は8日、菅直人首相の後継を決める党代表選に出馬する意欲を重ねて表明した。

 馬淵氏は大阪市での講演で「古い永田町への挑戦だ。永田町の論理で物事が決まるのではなく、新たな姿を提示したい」と指摘。民主党の支持率低下を念頭に「第2世代、第3世代が党の中興を果たすことが求められている」と強調し、世代交代を訴えた。

 小沢氏はBS11の番組収録で「今は菅首相がまだ続けているので礼節は守りたいが、チャレンジはしたいと思っている」として、菅首相の退陣後に出馬を正式表明したい意向を示した。

●「バイデン米副大統領、22日に訪日 被災地訪問も」

2011年8月5日付 朝日新聞電子版

 米国のバイデン副大統領が今月22~24日の日程で日本を訪問し、菅直人首相との会談や、東日本大震災の被災地への訪問などを予定していることが明らかになった。中国など東アジア歴訪の一環で、当初は7月に予定されていたが、米国の債務上限引き上げ問題への対応のために延期されていた。

 退陣表明している菅首相がバイデン副大統領との会談で、9月前半に訪米してオバマ大統領と会談する予定について、どのように言及するかが注目される。日本外務省の幹部は4日、菅首相の9月訪米の準備状況について、「まだ予定は残っているが、米国との調整は進めていない」と説明した。(鶴岡正寛)

●「民主代表選にはウルトラC必要 石井一副代表」

2011年7月29日付 MSN産経ニュース

 民主党の石井一副代表は28日、首相官邸で枝野幸男官房長官と会談し、特例公債法案と再生エネルギー特別措置法案が成立すれば菅直人首相は退陣するとの認識で一致した。

 石井氏は会談後、記者団に「すぐに民主党代表選をやるのには否定的だ。代表選をやっても誰にやらせるのか展望がない。ウルトラCを考えないといけない」と述べ、新たな党代表の選出方法について検討すべきだとの考えを示し、近く首相と相談することを明らかにした。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2011-08-11 14:53 | 日本政治

福島合宿に行ってきました

ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方

カンナ,P. /



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先週金曜日(2011年8月5日)から昨日の月曜日(2011年8月8日)まで、「副島隆彦の学問道場」が設置している、福島復興活動本部で行われた合宿に参加してきました。土曜日、日曜日には放射能、原発事故について参加者がそれぞれ調査、研究したことを発表し、相互に批評・論評を行いました。

8月5日昼過ぎに副島先生や弟子仲間と東京駅に集合し、東北新幹線で郡山に向かいました。そして郡山から、福島第一原発から半径20キロ圏内のすぐ外(田村市)にある本部に向かいました。本部には吉見おさむ君が常駐しています。吉見君には久しぶりに会いましたが、常駐生活で見違えるように立派な姿になっていました。吉見君の輝くような姿を見て、自分を顧みて、自分の情けない姿を恥ずかしく思いました。

5日は本部の近くにある旅館に泊まりました。この旅館は地震から1か月ほどして経営を再開したそうです。この旅館は食事がおいしく、地元の人たちが宴会や会合に使っているようです。昔の街道に面して建てられている由緒ある旅館です。

8月6日は朝から本部に行き、掃除や草取りなどを行いました。昼前から合宿、研究発表参加者が集まり始め、午後2時から発表が始まりました。それぞれの個性が出ている発表でありました。個人的には調査をもう少し深めねばならないと痛感しました。

夕方からは本部で夕食作り、そして懇親会になりました。福島のお酒も飲みましたが、少し甘口の優しい味のお酒を痛飲しました。私はそのまま本部に宿泊しました。

次の日、8月7日は研究発表の合間に、本部の自動車を使って送り迎えを行いました。最寄駅のJR船引まで2往復をしましたが、その間の道路は立派なものです。この道路を使えば、郡山から福島第一原発まで一般道路を使っても2時間程度で行くことが可能です。今は20キロ圏内は立ち入れませんが、自民党・民主党の有力政治家であった渡部恒三や、県知事佐藤栄佐久といった人々、古くは木村守江県知事といった人々の力で道路が整備されたものと思われます。福島は概して道路がよく整備されています。ですから移動について大変さが軽減されます。

8月7日の夕方までに発表は終わり、帰る人たちを船引駅まで送りました。この発表の成果が本として出版されることになると思います。その後、本部に引き返し、残ったメンバーと近くの旅館で夕食を食べ、男性たちは本部に戻り、また懇親会となりました。懇親会では、吉見君や他のメンバーであまり会う機会のなかった人たちとゆっくり話ことができ、有意義でした。吉見君からは特に日本のサブカルチャーについて断片的ですが話を聞くことができました。

翌日(8月8日)の午前中に船引駅まで送ってもらい、郡山経由で新幹線に乗り、東京に帰ってきました。

地元の方と話したことで興味深いことを一つ。雑誌やインターネットで「乳幼児で鼻血が出ている」「健康に重大な被害が出ている」と報道されていますが、郡山ではどうですか、と質問したところ、「自分の周りではそんなことは起きていない」と答えてくれました。

以上、はなはだ簡単ではありますが、報告します。

日本再占領 ―「消えた統治能力」と「第三の敗戦」―

中田 安彦 / 成甲書房


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by Hfurumura | 2011-08-09 15:59 | 福島