翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
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副島隆彦先生の最新刊『それでも中国は巨大な成長を続ける』をご紹介します

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所



古村治彦です。最近、翻訳の仕事が忙しく、本ブログの更新が滞りまして申し訳ございません。

今回は、副島隆彦(そえじまたかひこ)先生の最新刊『それでも中国は巨大な成長を続ける』(ビジネス社、2013年2月20日発刊)をご紹介します。

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本書は、副島先生が昨年、中国に調査に行かれた成果を中心として書かれています。本書の第5章「日本と中国、そして世界の行方」で、拙著『アメリカ政治の秘密』の内容を取り上げていただいております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

==========
それでも中国は巨大な成長を続ける 目次

まえがき …… 3

第1章 世界経済を牽引する中国の実力
 反中国という大きな計略 …… 16
 元が上昇し始めた …… 22
 ドルの世界支配が終わろうとしている …… 26
 近い将来、ドルが暴落する …… 32
 中国の株 …… 37
 住宅バブルか、株の高騰かの選択 …… 43
 中国での金投資は有効か? …… 46
 金の買い取り調査 …… 51
 金の保有量でも中国が急伸している …… 54
 中国に拓かれた大きな可能性 …… 66

第2章 新指導部「チャイナ・セブン」
 新リーダー、習近平 …… 78
 中国の新しい指導者たち …… 87
 薄熙来の失脚 …… 90
 中国民主化の旗頭としての胡耀邦 …… 94
 受け継がれる民主派の命脈 …… 98
 中国に日本をぶつける勢力たち …… 101
 中国と日本は戦争させられるのか? …… 106

第3章 中国の底力
 尖閣問題で揺れる中国へ私は向かった …… 112
 いずれ不動産価格も再上昇する …… 114
 薄熙来事件の真相 …… 118
 四川省の開発の拠点、成都 …… 124
 地方都市の不動産は今後も上昇する …… 128
 20年で100倍になった国 …… 132
 バブル崩壊も軽々と乗り越えていく …… 134
 新興国と先進国、どちらがまともか? …… 137
 中国の最大の資産は“人口の増加” …… 140
 中国の成長は止まらない …… 147
 巨大な国土を急速に開発できる国 …… 150
 誰も中国を止められない …… 155
 中国がチベットを手放さない理由 …… 160
 独立運動は漢民族との同化に飲み込まれていく …… 164
 民主化もいずれ実現する …… 168

第4章 中国は世界覇権を目指す
 私は中国を旅行した …… 172
 続々と出現する資産家、富裕層 …… 176
 商品市場も中国が引っ張っていく …… 178
 旧満州で今やコシヒカリを大量に作っている …… 182
 あらゆる分野で日本は追い抜かれる …… 189
 着実な食料増産計画によって物価が安定している …… 191
 ロシアの譲歩で中ソ国境問題も解決 …… 195
 中国を封じ込めることはできない …… 197
 世界最大の債権国・中国の戦略 …… 200
 世界一の高層ビルを猛スピードで建設 …… 208

第5章 日本と中国、そして世界の行方
 「ヒラリーの終わり」、「日本を中国にぶつけさせよ」戦略の頓挫 …… 216
 アメリカの凶暴な“女高官4人組” …… 217
 ヒラリーが国務長官を辞任した理由 …… 222
 尖閣諸島の領有問題の唯一の解決法 …… 227

あとがき …… 234

巻末付録 主要な中国株の代表的銘柄30 …… 236


まえがき

 私は、この本で、今も中国で働く日本企業の派遣社員たち約400万人(概算)をどうしても激励し、励はげまさなければならない。そのためにこの本を書く。

 日本人(派遣)社員たちは、中国でのビジネスで、今のまま利益を出して生きていくしかない。そして、その中国は現にものすごい力で今も巨大な成長を続けているのである。

 日中関係が、昨年2012年の間に、どんどん悪化した。尖閣諸島(中国名では釣ちょう魚ぎょ島とう)の領有を巡る争いで、両国の険悪な関係をテレビ・新聞が毎日のように報じている。

 この30年間に(1980年代から)中国に進出した日本企業は、2万5000社ある。このうちの12%にあたる3000社が、「中国からの撤退を考えている」と表明しているそうだ。残りの2万2000社はこのまま操業を続けるということだ。

 果たして、中国からの撤退など簡単にできることか? できるはずがない。

 今も成長し続ける巨大な中国市場を無視して、日本国が生きていく道はない。2011年の日本からの中国への年間の輸出額は12・5兆円である。輸入額は14・5兆円だ。どちらも日本の対外貿易で第1位である。ちなみに対アメリカ貿易は、輸出10兆円、輸入5・9兆円である。中国とのつき合いを軽視して日本(人)のこれから先の生き残りは考えられない。

 私は日中の平和的な経済成長と両国の繁栄を願っている。私は20年前から「アジア人どうし戦わず。戦争だけはしてはいけない」という旗(ルビ=はた)を掲げて言論活動をやってきた。今こそ「日中不戦(ルビ=にっちゅうふせん)」の勢力を、日本国に公然と出現させなければならない。苦しい時だからこそ私たちが声を挙げなければいけない。

 そして、今も続いているおそろしいまでの巨大な中国の経済成長の様子の真実を誰かが伝えなければならない。それを私がこの本でする。           副島隆彦



あとがき

 この本は私の中国研究の本の5冊目である。だから内輪(ルビ=うちわ)では「中国本5」と呼んでいる。

 この本では重慶・成都への調査旅行の成果を素(ルビ=もと)に書いた。それでも尖閣(ルビ=せんかく)諸島の領有権(主権)の紛争がどうしても全体に色濃く出ている。すでにこの問題は日本と中国の深刻な国際政治問題になってしまった。地政学(ルビ=ちせいがく)(ジオ・ポリティックス Geo-Politics)の観点からは、衝突するべくして衝突せざるを得ない問題である。国家主権(ルビ=ブリーンティ)を前提とする冷酷な視点に立つならば、すべては、「喰うか喰われるか」である。王様(ルビ=キング)(国王 ルビ=モナーク)という歴史上の残忍な暴力団の親玉たちの視点から見れば、すべての利権(利益)は奪い合いである。

 この国家主権という欲望主体は、リヴァイアサン Leviathan というどう猛な野獣(ルビ=やじゅう)であって、人間たちを大量に次々に取って喰う生き物である。国家間の争いに翻弄(ルビ=ほんろう)される個々の人間にとってはたまったものではない。

 私は、この政治紛争にすでに巻き込まれてしまったのに、それでも大きな経済法則に従って中国に進出してゆかざるを得ない、そして現に進出している日本企業2万5000社の、おそらく400万人はいる日本人社員たちの苦しい立場への理解と共感をつねに念頭に置いてこの本を書いた。何があろうがこれからもどんどん伸びてゆく中国の巨大な経済成長に寄り添って生きてゆく、と決めた人々の人生選択は決して間違っていない。繁栄するほうに近寄っていかない者は衰退し、没落するのである。

 私は中国の全土に、そしてアジア諸国に社命(ルビ=しゃめい)で派遣されていく日本人技術者、ビジネスマンたちへの熱い共感と激励の気持ちを込めてこの本を書いた。

 この本の中でも書いた「馬賊の歌」(大正11年作)(P72)も、決して始めは中国、満蒙(ルビ=まんもう)を侵略しようとして日本人に慕(ルビ=した)い歌われたわけではなかっただろう。
「俺も行くから君も行け 狭い日本にゃ住み飽いた 海の彼方にゃ支那がある 支那にゃ四億(ルビ=しおく)の民が待つ」の心意気で「アジア人どうし戦わず。戦争だけはしてはならない」の旗を揚げながら、アジア人の団結を、私は死ぬまで唱え続ける覚悟です。

 この本も伴走者であるビジネス社岩谷健一編集長と「反中国の嵐」が吹き荒れる苦しい時期を耐え抜いて、できあがった。記して感謝します。

2013年2月1日                           副島隆彦

==========

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所


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by Hfurumura | 2013-02-22 00:33 | 宣伝

砕けた文体ではあるが真面目なヒラリー論:ネイション誌から

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所



 今回は、前回に引き続き、ヒラリー・クリントン国務長官についての文章を皆様にご紹介します。今回の文章は前回と異なり、ヒラリーに対して辛辣な内容になっています。砕けた文体ですが、ヒラリー(とその周囲の人々)が何をやって来たかの一端が分かる内容になっています。アメリカ人による、ヒラリーに対する辛辣な惜別の辞になっています。もう一つ付け加えるなら、この2つの文章の作者はオバマ大統領を評価していますが、この部分は、ジョー・バイデン副大統領と読めばより正確になると思います。どうぞお読みください。

==========

戦争狂いのヒラリー・クリントンを厄介払いできて良かった、良かった(Good Riddance to Warmonger Hillary Clinton)

ロバート・ドレイファス(Robert Dreyfuss)筆
ネイション誌(The Nation)
2013年2月4日
http://www.thenation.com/blog/172635/good-riddance-warmonger-hillary-clinton

ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)にあまり心はこもらないが、とりあえず、さようならと別れの言葉を言えるのは幸せなことだ。ヒラリーを「厄介払い」という言葉は強すぎる、もしくは攻撃的すぎるだろうか?しかし、ヒラリー・クリントン国務長官は過去4年間、オバマ政権のタカ派的な面を象徴してきたのだ。

 最新の証拠:ニューヨーク・タイムズ紙は、ヒラリー・クリントン国務長官の在任期間の検証をしている。その中で、ヒラリーについて、ある事実が明らかにされた。ヒラリーは、デイヴィッド・ペトレイアス(David Petraeus)元CIA長官と一緒になって、アメリカが直接、シリアの反政府勢力に武器を供与し、トレーニングを施すように提案した。

 ありがたいことに、クリントン・ペトレイアスのコンビの提案はは、ホワイトハウスによって覆された。

 実際のところ、2009年以来、外交政策は、国務省ではなく、ホワイトハウスで立案されてきた。

 しかし、ニューヨーク・タイムズ紙は、「クリントンは戦争狂い(warmonger)だった」と報じている。

 昨夏、シリア国内での戦闘が激化し、アメリカが動かないことへの疑問が人々から出されるようになった。この時、ヒラリー・ロドハム・クリントン国務長官は、デイヴィッド・H・ペトレイアスCIA長官と私的に会談した。そして、2人はシリアの反政府勢力に武器を供与するという計画を立てることになった。

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 2人の考えは、反体制勢力の各グループについて綿密に調査をし、戦闘員たちにトレーニングを施し、武器を与えるというものだった。この計画にはリスクがあった。しかし、シリアの反体制勢力と、内戦中、そしてバシャール・アル=アサド大統領を追い落とした後、アメリカの同盟者として協力していくことができるという利益があった。

 オバマ政権内のある人物によると、クリントン国務長官とペトレイアスCIA長官は、ホワイトハウスにシリアの反政府勢力への武器供与計画を提出した。しかし、ホワイトハウスはリスクを憂慮した。また、オバマ大統領は再選に向けて動いていた。そのため、彼らの計画は却下された。

 ボブ・ウッドワードは、著書『オバマの戦争』の中で、「クリントン国務長班は、アフガニスタンに対しても、タカ派的な態度を取っていた」と書いている。クリントン国務長官とスーザン・ライス米国連大使は、2012年のアメリカとNATO共同の空爆を主導した。

 シリアの反アサド勢力は大変危険である。寄せ集めのギャングや軍人志望者たちに率いられている。イスラム過激派やその他のテロリストグループも入っている。勢力の中から「穏健派」を見つけ出すことは、不可能ではないが難しい。このような勢力に武器を供与して、過激派に横流しされないだろうと考えるのは間抜けだ。

 ラムジー・マーディニがニューヨーク・タイムズ紙の論説ページで、シリアの反政府勢力について次のように書いている。

 「71名からなる反体制派連合にはシリア国民評議会のメンバーが多く参加している。彼らはシリア政府と交渉することを望んでいない。しかし、権力を掌握する準備も全くできていない。彼らが直面しているのは逃亡であり、最悪のケースは、国の分裂である。自分たちの目の前の小さな利益が優先されている。イスラム主義者たちは世俗主義者たちを押さえつけている。国外に逃げていた反体制派の人々はシリアの人々を食い物にしようとしている。反体制派連合の中に信頼を置ける人々はほとんどいない。

 マーディニはまた次のように書いている。「反体制派連合は、イスラム過激派を数多く抱えている。そして、女性やシリア国内の少数派の人々はほとんど参加していない。ロシアと国連の調停官ラフダール・ブラヒミが主導して、反体制派とアサド大統領の政府の交渉を行わせようとしている。強硬な反アサドのギャングたちの多くにとって、調停は呪いのようなものなのだ」

 マーディニの結論について私は同意する。

 シリアにとって最高の希望となるべきは、軍事的な勝利ではなく、政治的な解決である。しかし、国民を代表する反対(野党)勢力が存在しない状況下では、この願いは、かなえられないだろう。

 ありがたいことに、ペトレイアスは失脚した。オバマ政権内のタカ派、ヒラリー・クリントンも政権を去った。

 ジョン・ケリー(John Kerry)国務長官がそこまでバカではないことを祈ろう。

=========

オバマ大統領が、ヒラリー、ペトレイアス、パネッタ、デンプシー大将が共同でていあインしてきた「シリア戦争計画」に反対した(Obama Opposed Syria War Plan from Clinton, Petraeus, Panetta, Gen. Dempsey)

ロバート・ドレイファス(Robert Dreyfuss)筆
ネイション誌(The Nation)
2012年2月8日
http://www.thenation.com/blog/172774/obama-opposed-syria-war-plan-clinton-petraeus-panetta-gen-dempsey

 ホワイトハウスとオバマ大統領には個人的に評価を与えたいと思う。オバマ大統領は、政権内のタカ派たちがシリアでの戦争にアメリカを参加させようとしていたのを阻止したのだ。

 先週、私たちは、ヒラリー・クリントンとデイヴィッド・ペトレイアスが、シリアの寄せ集めの反政府勢力に武器とトレーニングを与える計画を練っていたことを知った。この計画は、アメリカをシリアの悲惨な内戦に直接関与させるものとなるはずだった。有難いことに、ヒラリーもペトレイアスもそれぞれCIA長官と国務長官の座から退き、家族とより多くの時間を過ごす決断をしてくれた。

 レオン・パネッタ(Leon Panetta)国防長官とマーティン・デンプシー(Martin Dempsey)統合参謀本部議長は、クリントン・ペトレイアスの提案した計画を支持した。彼らもまた退任が決まっている。

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シリアでの戦争計画に反対したのは誰か?オバマ大統領だ。

 上院軍事委員会の公聴会の場で、好戦的なジョン・マケイン上院議員の質問によって、「爆弾による革命(bombshell revelation)」がどのように進められようとしていたかが明らかになったとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

 マケイン上院議員は次のように発言した。「国防総省は、アメリカがシリアの反政府勢力に武器を供与するというクリントン国務長官とペトレイアスCIA長官の提案を支持しましたか?あなた方は支持しましたか?」

 「私たちはシリアの反政府勢力への武器供与を支持しました」とパネッタは述べた。

 「統合参謀本部もそうですか?」とマケインは質問した。

 「そうです」とデンプシー大将は答えた。

 パネッタ国防長官、ヒラリー・クリントン国務長官、ペトレイアスCIA長官、デンプシー統合参謀本部議長は連合を組んでいた。これにスーザン・ライス国連大使も加わっていた。そして、彼らはシリア戦争計画を進めようとした。しかし、オバマ大統領がこの計画を阻止したのだ。

 マケインは、怒りのために顔を真っ赤にしながらがなり続けた。「オバマ大統領は政権内の国家安全保障チームのリーダーたちの提案を却下した。彼らはシリア国内の軍事的なバランスを変えるためにアメリカがより関与するという考えで一致していたのだ」

 その通りですよ、上院議員。

 このことの重要性は強調しすぎるということはない。マケインの発言内容は、オバマ大統領が将軍たち、タカ派の人々、国防総省、そしてネオコンに対峙していたことを示す貴重な証言である。こうした人々は、オバマがシリアを見捨てたと盛んに批判している人々である。

 脚注:ポーラ・ブロードウェルと彼女が巻き込まれた三角関係に感謝すべきだろう。フロリダの社交界の花形と前CIA長官との不倫が、アメリカをシリアに関与させる計画を葬り去ったのだ。歴史に残っていく話だろう。

ペトレイアス氏が、不倫が原因でCIA長官を辞任し、クリントン国務長官が脳震盪で倒れ、数週間職務を休んだ時、問題は自然消滅したのだ。

ポーラ、どうもありがとう!

 また、オバマ大統領の決断がヒラリーたちのアイディアを葬り去ったのだ。

 パネッタ国務長官もデンプシー大将もオバマ大統領がどうして彼らの勧めを受け入れなかったのかを説明しなかった。しかし、複数の政府関係者の証言を総合すると、ホワイトハウスは、シリア危機により深く関与してしまうというリスクを憂慮したということだ。その中には、アメリカが供与した武器が横流しされてしまうということも含まれていた。

 シリアに関与するというアイディアはこれからも実行されないことを願っている。ジョン・ケリー、チャック・ヘーゲル、ジョン・ブレナンといった皆さん、聞いていますか?

(終わり)

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン / ビジネス社


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by Hfurumura | 2013-02-09 21:55 | アメリカ政治

最後まで自説を曲げなかったヒラリー:アトランティック誌から

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン / ビジネス社



ヒラリー・ドクトリン(The Hillary Doctrine)

デイヴィッド・ロード(David Rohde)筆
アトランティック誌(The Atlantic)
2013年1月25日
http://www.theatlantic.com/international/archive/2013/01/the-hillary-doctrine/272511/

 党派の戦いの場である議会の場はやはり一流の人間が集まる場所であった。ランド・ポール(Rand Paul)上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)は、「可能ならば、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)を首にする」と言い放った。ロン・ジョンソン(Ron Johnson)上院議員(ウィスコンシン州選出、共和党)は、ベンガジ事件に関し、オバマ政権はアメリカ国民を間違った方向に導いたと主張し、ヒラリー・クリントンは怒りをもって反論した。ジョン・マケイン(John McCain)上院議員(アリゾナ州、共和党)は、国務省が職員の安全に関してぞんざいな対応をしていたことに怒りを持ち続けている。マケインの怒りは正しい。

 議員たちは様々な態度を取っている。しかし、一つの疑問が浮かび上がってくる。それは、「北部、西部アフリカを席巻した武装勢力とアメリカは対峙しなければならないが、そこにどんな戦略があるのか?」というものだ。ヒラリーは、マケインとの緊張感あふれるやり取りの中で、次のような悲しくなる発言をした。

 「私たちは一致団結してことに臨まねばなりません」

 アメリカの政治家たちはアメリカの外交官たちの安全に関心を集中させている。これは正しいことだ。一方で、アフリカのイスラム教系のテロリストたちと戦ううえで重要なのは地元の政治家と軍隊だ。アメリカと同盟諸国はイラクとアフガニスタンで警察と軍隊のトレーニングを行ってきた。現在、その成果が試されているところだ。アフリカでもまた試される日が来るだろう。

 フランスがマリに介入して10日後、西アフリカの国であるマリでも私たちアメリカ人にはお馴染みのパターンが出現しつつある。アメリカ人ジャーナリストのピーター・ティンティは、電話インタビューの中で、ディアバリの住民たちがイスラム聖戦主義者たちをディアバリから退散させたフランス軍の空爆の後に「興奮」していた様子を語った。

 「地元の人たちはフランスの空軍能力が凄いことについて話したがっていた。地元の人たちによると、フランスの戦闘機はテロリストのトラック群は攻撃し破壊したが、近隣の住宅には被害を及ぼさないほどだったそうだ。彼らはフランス空軍の正確な攻撃に驚いていた。私が知る限り、公式には非戦闘員から死傷者が出ていないようだ」

 このような成果の後には、えてして人道主義による介入が起きる。外交官たちと海外支援の活動家たちは、介入後、世界の善意と影響力が最高潮に達する最高の瞬間について語る。1995年、NATOはセルビア人勢力に最初の空爆を加えた。この時、ボスニアのイスラム教徒たちは喜んでいた。2001年、アメリカはアフガニスタンに攻撃を加え、タリバンを追い落とした。この時、アフガニスタンの人々も喜びを表明した。2003年、アメリカはイラクに侵攻し、サダム・フセイン大統領を警護する共和国防衛隊を壊滅させた。この時、イラクのシーア派の人々はアメリカを応援した。問題は、このようなことが起きた後に何が起きるのかということだ。

 水曜日に行われた公聴会で、ヒラリー・クリントンは彼女の中にあるジレンマを次のように語った。

 「世界でアメリカ軍の能力と勇敢さに匹敵する軍隊は存在しません。しかし、私たちが直面している問題の多くは、軍事力だけですぐに、完全に解決できるということはありません」

 ティンティは、ジャーナリストになる前、マリ北部で平和部隊(Peace Corps)のヴォランティアをしていた。ティンティはマリ国内の政治状況がアフガニスタンとよく似ていると指摘している。イスラム聖戦主義者たちは国内では人気がないが、政府は弱体化している。マリの地方幹部の多くが国民の信認を失っている。マリ軍と治安維持部隊は機能不全に陥っている。トゥアレグ族やその他の人々は自治権を要求しているが、長年にわたり実現していない。そして、ヨーロッパへコカインを輸出する麻薬取引がこれら全てを悪化させている。

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 ヒラリー・クリントンは、公聴会で、ソマリアとコロンビアがマリにとっての良い具体例になると発言した。クリントンは、「アフリカ連合(African Union)によるソマリア・ミッション(AMISOM)」に対してアメリカは資金援助を行っており、これが徐々にではあるが、アル・ハシャブやその他のイスラム原理主義勢力の駆逐に役立っていると主張した。コロンビアでは、コロンビア政府がコロンビア革命軍と麻薬組織の駆逐に成功しつつある。

 ソマリアでもコロンビアでも後退している部分はあり、努力が完璧な形で実を結んでいるという訳ではない。しかし、国際社会からの資金援助とトレーニングを受けている地域の警察や治安維持部隊は徐々にではあるが、成果を出し始めている。

 クリントンは公聴会で次のように発言している。「私たちがやらねばならないことは、長期にわたり、北部、西部アフリカにとどまり、問題解決に努力しなければならないと認識することです。これは、アメリカが歴史的に無視、もしくは軽視してきた地域に注意を払わねばならないということを意味しているのです」

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 熱を帯びたやり取りの中で、マケインは、ヒラリーとオバマ政権に対して、リビアの軍隊と警察に十分なトレーニングをしてこなかったと批判した。ヒラリー・クリントンは、この批判に対して、オバマ政権は、リビアの治安部隊へのトレーニングに対する予算を求めたが、連邦下院の共和党が請求を拒絶したのだと反論した。

 「リビアの軍隊と警察をしっかりとしたものとするためにリビア政府を手助けすることが最優先事項であり、私たちがそれに本気で取り組もうとするならば、私たちは協力しなければなりません」とヒラリー・クリントンは述べた。

 ヒラリーの述べたことが正しい。また、マケインの批判も正しい。議会での政治的な駆け引きが国務省の邪魔をしたのだ。そして、国務省はベンガジで大きなミスを犯した。私はこれまでクリントンを批判してきた。しかし、ヒラリーは、中東における脅威については正しい認識を持っている。

 ヒラリー・クリントンは中東を席巻している変化に言及し、次のように述べている。「私たちは新しい現実に直面しています。私たちは誰も予想しなかった事態に対応しなければなりません。そして、私たちは新しい現実と共に生きていかねばなりません」

 ヒラリーは、アメリカが海外では「謙虚さ」を示し、国内では、国家安全保障問題を「政争の具」にしてしまうことを止めるように求めた。ヒラリーは、アフリカとアラブの春が一段落した中東地域において、治安維持のための警察力を強化し、民主政治体制を促進するためにアメリカが長期にわたり関与するために、冷戦期のような超党派の合意が必要であると述べた。

 ヒラリーは、ソマリアとコロンビアに言及しながら、次のように述べた。「私たちは賢くならねばなりませんし、過去の教訓から学ぶ必要もあります。私たちは政権が代われば変更されてしまう政策を遂行するのではなく、一つの全く同じ政策を遂行していく必要があります」

 ヒラリーは更に次のように語っている。「私たちは世界で誰も持っていない政治力、経済力、軍事力を持っています。しかし、私たちはこのような力を最も効果的に使う方法を知ろうとせずに、横道にそれてばかりいます」

 「横道にそれている」とは、国家安全保障を危険にさらす党は争いについてのヒラリー・クリントン独自の婉曲表現である。もしアメリカが一つにならなければ、ベンガジ事件のようなことは更に起こることになるだろう。

(終わり)

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所


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by Hfurumura | 2013-02-07 19:48 | アメリカ政治

読売新聞が大々的に報じた東京財団出身者の動き

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン / ビジネス社



 昨日の読売新聞に興味深い記事が掲載されていました。今年の夏に行われる参議院選挙の山形選挙区の自民党候補に大沼瑞穂氏という女性が決定したということです。党内の選挙で現職の県議に圧勝しての候補の内定ということになりました。

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 地元出身の県議が東京出身、公募で山形に移住してきた候補者になったということです。これは日本ではなかなかないことで、よほどのバックアップがなければ難しいことです。そのバックアップの一つの要素が「東京財団(Tokyo Foundation)」というシンクタンクです。

 東京財団はアメリカ(のジャパンハンドラーズ)の日本における一つの拠点になっています。東京財団の研究員一覧(→http://www.tkfd.or.jp/research/people/)を見ていただければわかりますが、ジャパンハンドラーズの頭目、現地司令官のジェラルド・カーティスコロンビア大学教授が研究員として在籍しています。ジェラルド・カーティス氏については、拙著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所)で詳しく書きました。お読みいただければ幸いです。

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 大沼氏の内定には、自民党本部の意向、もっと言えば、アメリカの意向が反映したものと思われます。

 東京財団と読売新聞社は共同で講演会やセミナーを開催するなど深い関係にあります。この2つの組織は共にアメリカの手先の拠点となっています。その点で関係が深いのは当然のことだと思われます。

 今回の大沼氏の内定は、読売新聞にとっても喜ばしいことだったようです。それで大々的に報道したようです。しかし、それは属国メディアのさもしい喜びということになるでしょう。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「女性元研究員、自民党員選挙に圧勝…参院候補に」

読売新聞電子版 2013年2月5日
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130205-OYT1T00340.htm

 自民党山形県連は4日、参院選山形選挙区(改選定数1)の公認候補を選ぶ党員投票の開票を行い、元東京財団研究員の大沼瑞穂氏(34)が選出されたと発表した。

 県連は近く、党本部に大沼氏の公認を申請する。

 大沼氏と県議の児玉太氏(42)の2人で争われた。発表によると、投票総数は5702票で、大沼氏が約63%にあたる3579票を獲得し、2118票の児玉氏に大差をつけた。投票権を持つ党員は8801人で、投票率は64・79%だった。

 大沼氏は、2010年の前回参院選でも公募に応じたが、党員投票で現職の岸宏一氏に503票差で敗れている。再挑戦で公認の座を射止めた大沼氏は「女性と高齢者の雇用を取り込むことが経済成長に欠かせないと訴えていきたい」と抱負を語った。

 県連を二分する激しい選挙戦が展開された前回の党員投票から一転、今回は県選出の国会議員が目立った動きを見せない「静かな」戦いとなった。大沼氏は前回の党員投票で培った知名度や若さを武器に、幅広い支持を集めた格好だ。

 今回の結果について、記者会見した同党県連の志田英紀幹事長は「もっと競ると思っていたので予想外だった」とした上で、「決まったからには大沼さんを挙党一致でもり立てていきたい」と話した。

 同選挙区は、いずれも新人で共産党の太田俊男・党県副委員長(59)、幸福実現党の城取良太氏(35)が出馬の意向を表明。改選を迎えるみどりの風現職の舟山康江氏(46)も近く立候補を表明する見込み。舟山氏が離党した民主党は、県連と連合山形が3月末までに共同で候補者擁立を目指す。

(新聞記事転載貼り付け終わり)

(終わり)

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所


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by Hfurumura | 2013-02-06 01:40 | 日本政治

みんなの党・渡辺喜美代表についての記事を読んで:米政翼賛会内の動きが活発化している

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン / ビジネス社



 今年の1月に入ってから、みんなの党と日本維新の会の選挙協力、合併の記事と合わせて、渡辺喜美・みんなの党代表に対する攻撃記事が目立つようになりました。これらの記事は、週刊CIA日本版の週刊文春(文藝春秋社)と日刊CIAにもなれない哀れな属国メディアで、全国紙の落ちこぼれの産経新聞に掲載されています。文藝春秋社と産経新聞が海の向こうの意向を受けて渡辺氏に攻撃を加えていることは明らかです。

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 渡辺氏は、日本維新の会との合併や協力について慎重な立場を取っています。確かに、渡辺氏は一時期、みんなの党と日本維新の会の合併を模索したことがありました。しかし、日本維新の会が石原慎太郎氏率いる太陽の党(今となってはもう懐かしい響きですね)と合併したことで、昨年の総選挙では選挙協力までは行いましたが、それ以降、合併の話はしなくなりました。

 一方、橋下徹大阪市長は、「日本維新の会がなくなっても」「自分が下がっても」良いので、みんなの党と日本維新の会の合併を進めたいと主張しています。「第三極」として、自民党に対抗するという姿勢を見せています。

 これに対して、渡辺氏は、「日本維新の会が政策の異なる太陽の党と合併したこと」に対して、不信を持っているということになっています。しかし、渡辺氏以外のみんなの党の政治家たちは日本維新の会との合併に乗り気で、(恐らくとしか言えませんが)渡辺氏の許可を得ることなく、選挙協力や合併に向けての話し合いをしているようです。

 私は昨年から、渡辺氏以外のみんなの党の面々は日本維新の会との合併を望んでおり、渡辺氏は孤立しているということを感じ、そのことをツイッターなどで書いてきました。いよいよそれが現実になりそうです。これには権力闘争の面とよりアメリカの意向に沿うように米政翼賛会の引き締めを図るという面があるように私には感じられます。

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 みんなの党の江田憲司幹事長は、橋本龍太郎元首相の女婿であり、元通産官僚です。竹中平蔵氏や堺屋太一氏との関係も深い人物です。諸事情で今はみんなの党にいますが、元々は自民党や日本維新の会の中核、米政翼賛会の中核となる人物です。また、浅尾慶一郎氏もまた同じような人物と言えます。

 党の代表が放り出されるということは、近々であれば、亀井静香氏が国民新党から追い出されるということがありました。みんなの党もまたそのようなことが起きるのではないかと思われます。それにしても、文藝春秋も産経もアメリカの御用聞きばかりで情けなくないのでしょうか。いっそとのこと、合併してしまえばすっきりしてよいのではないかと思います。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「ミスター・アジェンダ 渡辺喜美の孤独な闘い 前門の橋下、後門の江田 みんなの党がひとりの党になる可能性も」
MSN産経ニュース 2013.2.1
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130201/stt13020122560002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130201/stt13020122560002-n2.htm

 みんなの党の渡辺喜美代表が、日本維新の会に対し“けんか腰”の姿勢を強めている。連携を互いに模索しているはずの維新の橋下徹共同代表と舌戦を繰り広げたかと思えば、国会での維新との幹部間協議まで「どうでもいい」と一刀両断。ただ、足下の党内には渡辺氏のワンマンぶりへの不満もくすぶっており、今のところ「孤独な闘い」を強いられている。(原川貴郎)

 「維新のペースに巻き込まれてしまうと、ズルズル遅れちゃうんです…」

 1日の国会内での記者会見。夏の参院選の候補者擁立について問われた渡辺氏は、維新をこう牽制(けんせい)し、一部公認候補を月内に発表すると明言した。

 維新との候補者調整が緒に就いたばかりであることを考慮し、1月27日の党大会で予定していた候補者のお披露目を見送ったことを踏まえての発言だった。

 「維新ペース」を警戒するのは昨年8月の苦い思い出があるからだ。渡辺氏は維新に「対等合併」を持ち掛けたが、維新は渡辺氏を袖にし、旧太陽の党と合併。結局、昨年の衆院選で自民党の大勝を許す結果となり、渡辺氏は「(維新には)猛省を促したい」と発言している。

「ミスター・アジェンダ(政策課題)」を自認する渡辺氏にとって、政策の一致は譲れない一線。維新の政策にも「旧太陽系が本当に原発ゼロの路線を飲めるのか」と疑問のまなざしを向ける。

 「渡辺氏には合併を拒否しながら、政策的に異質の旧太陽と合流し、今になって結婚したいと言ってくる橋下氏への不信感がある」

 そう解説するのはみんなの党幹部。橋下氏がみんなの党と民主党の一部を巻き込む形での新党結成に言及するなど、野党再編の主導権を握ろうとしていることも、「元祖第三極」を自負する渡辺氏の神経を逆なでしているようだ。

 だが、そんな渡辺氏の「不信感」は、党内をも覆いつつある。

 維新との連携話を進める江田憲司幹事長の動きすら、「選挙協力の権限の持ってない人たちが集まっているわけで、どうでもいい話」とこき下ろしたのだ。これには党内から「本来、選挙は幹事長マター。江田さんの立場がなくなる」との声が出ており、江田氏との主導権争いの様相を呈している。

 前門の橋下氏に、後門の江田氏。このままでは渡辺氏が孤立し、みんなの党が「ひとりの党」になりかねない。

●「「もう少し大人の政治家に」 橋下氏、みんなの党との合流に期待「維新なくなっても…」」
MSN産経ニュース 2013.1.28
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130128/stt13012814280003-n1.htm

 みんなの党の渡辺喜美代表が今夏の参院選に向けた日本維新の会との合流に否定的な姿勢を示していることについて、維新の共同代表に就任する橋下徹大阪市長は28日、「自公政権への対抗勢力となる新しい大きな政党をつくり、参院選で選択肢を示したい。そのために維新がなくなっても構わない」と重ねて合流に期待感を示した。

 渡辺氏は、維新が昨年の衆院選直前に太陽の党と合流して以降、維新について「政策が分からなくなり信頼が壊れた」との発言を繰り返し距離を置いている。

 これに対し、橋下氏は「反省すべきところは反省する」としつつ、みんなとは政策が基本的に一致しているとの認識を表明。両党の合流を求め、「どちらが吸収するとかではない。渡辺代表が気に入らないなら僕が引いても構わない。もう少し大人の政治家になってほしい」と述べた。

 一方、自民については「既得権を打ち破り、新しい社会構造をつくるというスタンスが決定的に違う」と対決姿勢を鮮明にした。

●「維新との幹部級協議、渡辺代表「どうでもいい」」
読売新聞電子版 2013.2.1
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130131-OYT1T01205.htm?from=ylist

 みんなの党の渡辺代表は31日、国会内で記者団に対し、同党と日本維新の会の幹部級協議について、「選挙協力などの権限を持っていない人たちが集まっているのだから、どうでもいい話だ」と語った。

 国会内で同日開かれた幹部級協議には、維新の会の松野頼久国会議員団幹事長とみんなの党の江田幹事長らが出席し、協議の定例化で合意した。両党の政調会長らは30日、10項目の基本政策でも合意。夏の参院選の選挙協力に向けた連携の動きに、渡辺氏が冷や水を浴びせた形だ。

 維新の会幹部は31日、渡辺氏の発言について、「ひどい発言だ。江田氏の立場もなくなる」と憤った。みんなの党内では、「選挙協力を主導する江田氏と渡辺氏の主導権争いが激化している」との見方が出ている。

(2013年2月1日08時04分 読売新聞)

(新聞記事転載貼り付け終わり)

(終わり)

アメリカ政治の秘密

古村 治彦 / PHP研究所


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by Hfurumura | 2013-02-02 20:32 | 日本政治