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首を差し出す
小沢一郎民主党幹事長の政治団体「陸山会」の土地取引に絡み、小沢一郎代議士に任意の事情聴取に応じるように、東京地検特捜部が求めている問題があります。
おとといのテレビ朝日系の報道番組である「サンデープロジェクト」内で、郷原信朗名城大学教授が、検察側の、マスコミ(新聞とテレビ)に対するリークが違法であること、さらには政治資金報告書内に小沢一郎代議士からの借り入れが記載されている(「小澤一郎」として)ことを指摘しました。また、毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏が、検察からの取材方法として、「顔色を見る」という独創的な方法があることに言及しました。 今までのところ、東京地検側に瑕疵があったことは明らかであり、小沢一郎代議士には瑕疵があったとは思えません。 しかし、ここで穿ったものの見方をすれば、検察側はまだあきらめないでしょう。それは、中途半端に終わってしまえば、検察の幹部全員に類が及ぶことになります。小沢氏への攻撃が成功し、起訴にまで持ち込めれば、まだ逆転のチャンスがあります。マスコミにリークをすることで世論を動かすことは成功しませんでした。それでもここでくじけてしまえば、検察側への逆襲が始まることになります。 逆襲されたら、検察側は、ある程度の幹部たちの首(辞表)を差し出し、恭順の意を示さねばなりません。そして、今度は、自民党に襲いかからなければなりません。相手に降伏した軍隊は、今はそうではないですが、降伏した相手の先陣を務めなければらないのです。 また、どうしても小沢氏と刺し違えても、という覚悟があるなら、幹部たちの首を差し出した後、責任は果たした(みそぎは済んだ)ということで、幹部たちの弔い合戦として、小沢氏叩きにまい進することになるでしょう。弔い合戦というのは異常な力が出るものです。 検察側がどれほどの覚悟で小沢氏を攻めているのか、よく注目しておかなければなりません。
by Hfurumura
| 2010-01-12 13:47
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