翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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自民党の支持基盤が崩れるか

自民党の支持基盤が崩れだしているようです。自民党の支持基盤というのは、資金の面で言えば、財界(日本経団連など)であり、票で言えば、農協や医師会、郵便局長会でした。そのうち、農協は、大きな票田でした。とくに地方では、最後「鼻の差」で逃げ切るためには必要な存在でした。

農協は農業従事者の組合ですので、政治活動をしてはいけないので、下の記事にある全国農業者農政運動組織連盟(農政連)という組織が選挙をしていることになっています。他の団体も似たようなシステムを取っています。農協の選挙の場合、幹部と職員が、農家を回って特定の候補者に投票してくれるように依頼するというものが多いです。

農協の幹部や職員は地方では名士ですから、人望もあり、力もあり、彼らのおかげで、地方は自民党の金城湯池となってきました。「自民党に投票しておけば、お金が回ってくる」というこのポイントが最重要です。

農業は衰退を続けています。農業従事者のうち、第二種兼業農家が大きな割合を占めています。日本の戦後農政は、「小農保護」という美名のもと、「第二種兼業農家育成」の農政となり、農業の衰退を招きました。土、日だけで片手間でできる、プチ農業(コメ作り)だけが発展しました。そして、農協は国から入ってくるお金に目がくらんで、農業の衰退に手を貸しました。

農家にも責任があると思いますが、目先にお金をぶら下げられてしまえばそれに食いつくのは仕方がないことです。問題が深刻なのは、農協が栄えて、農業が滅んでいる状況なのです。農協は農業従事者を代表する組織とはなっていません。農業従事者たちは農協が推薦し、応援する候補に投票しなくなっています。それは獲得票数の面からはっきりしています。

民主党がこの4年間で、自民党の族議員と農協によってダメにされた農政を改革する必要があります。この点では、農林水産省は農政の改革を進めようという官僚がたくさんいます。

日本では、諸外国に比べ、農業従事者が保守的であり、ナショナリズムやファシズムの支持基盤となってきたという研究もあります。諸外国では、レッド・グリーン・アライアンスといって、労働組合と農民組合が協力関係を持つことが多いのですが、日本ではそうではありません。

農協が農業従事者を代表する組織として生まれ変わり、様々な組織、団体と連携を模索するようになるべきだと思います。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

「民主、農協関係者を擁立方針 参院選比例区」

2010年2月4日付 朝日新聞


 民主党は3日、夏の参院選比例区に農協(JA)関係者を擁立する方針を固め、JAの政治組織、全国農業者農政運動組織連盟(農政連)に推薦を要請した。自民党はすでに元全国農協青年組織協議会長を比例区で公認し、農政連に推薦を求めている。

 石井一・民主党選対委員長と川井田幸一・農政連会長が3日に会談。関係者によると、農政連は同党が掲げた戸別所得補償制度のほか、独占禁止法にある農協への適用除外規定の議論に関心を寄せているという。

 一方、農政連はこの日の幹事会で、1970年代以降、参院選に擁立していた組織内候補を出さないことを決めた。川井田氏は幹事会後、朝日新聞記者に「組織内候補を出せば、民主か自民かで組織が割れる危険性がある」と述べた。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
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by Hfurumura | 2010-02-04 17:51 | 日本政治
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