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翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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沖縄に負担を強いるのは申し訳ないですが

普天間基地移設問題で、鳩山首相が踏み込んだ発言を行いました。県外移設、国外移設は可能性がだいぶ低くなりました。参議院外務委員会でも、岡田外相、北沢防衛相ともに県外、国外移設は厳しいという発言を行いました。

理想は、アメリカ軍基地の全てが撤退することです。その目的のために進まねばなりません。しかし、その理想をすぐに実現できる状況ではない場合、落とし所というか、妥協点を探らねばなりません。アメリカ側には戦争において自分たちの血で贖った土地、という意識もあるでしょう。ここは普天間基地の周囲の安全のために、キャンプ・シュワブ陸上案が今の時点での選択ではないかと思います。

また、敵前にまず上陸する勢力である海兵隊が中国や北朝鮮に近いところ(佐世保や岩国など)で増強されると中国は不快でしょうから、①沖縄に置いておくか、②海外に移すかしかない場合は、沖縄に置いておくしかないのではないかと思います。

先日、日米同盟についてのNHKの番組を見ました。日本の周囲にある脅威について語る人々、桜井よしこから元自衛官の若い男性(パラノイア気味)は、「北朝鮮や中国が攻めてくる」という21世紀型の「黄禍論」を唱えていましたが、私はその立場は取りません。彼らの言うことはアメリカ国内にいる一部の勢力の主張そのものです。中国や北朝鮮が日本に攻めてきて、日本にミサイルを撃って何をしようと言うのでしょう。

ですから、私は「アメリカ軍がいなければ日本を守れない」とか「自衛隊だけでは不安」という考えに反対です。近隣諸国から攻められる可能性は低いのですから。日本に対して本当に脅威があるとすると、それは近隣諸国との間を裂こうとする勢力に他なりません。ヨーロッパや南米の国々が日本に攻めてくるなんてナンセンスです。一番怖いのはアメリカです。

交渉を重ねながら、アメリカが帰って行くのを待ちましょう。「アメリカが高転びをする日」が近いのではないかと思います。中国人のような歴史の時間感覚を持ちたいものです。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

「首相「県外移設、難しいけど頑張っている」 普天間問題」

2010年3月19日付 朝日新聞電子版

 鳩山由紀夫首相は19日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について、「県外は難しい」としたうえで「県外というものも当然、沖縄の県民の皆さん方のお気持ちからすれば、望ましいという気持ちを大事にしたい。難しいけれども、がんばっている」と述べ、引き続き県外移設を模索する考えを強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は、同日の参院外交防衛委員会で、岡田克也外相と北沢俊美防衛相が県外移設について「困難」との見方を示したことに対する政府の認識を問われ、「防衛大臣と外務大臣の発言でありますから、(政府も)その認識だと思う」と述べた。

 政権内では、米軍キャンプ・シュワブ陸上案や勝連沖案の県内移設2案の検討が進められている。だが、その2案も過去に検討されながら実現できなかった経緯があり、実現は不透明。政権内では普天間の継続使用もやむを得ないとの声も上がっている。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
by Hfurumura | 2010-03-20 01:20 | 日本政治
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