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翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
by Hfurumura
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これって脅迫でしょ

自衛隊の現場責任者が、副大臣などに問題発言を行った連隊長を擁護するメールを出したそうです。どうも自衛隊の皆さんは、先輩方の悪いところばかり真似することが得意なようです。それは職務権限の逸脱と文官に対する脅迫です。

武力(武器)をもっている人間が職務上のことで、その権限もないのに意見を具申する。これを許していくと、最後には銃器片手に総理大臣に直談判することになります。「そんな馬鹿な」とか「左翼の戯言」と言いたい人はどうぞ。2・26事件や5・15事件のことを習っていないのでしょうから仕方ありません。

自衛隊に関連して、私の高校の同期生が、自衛隊を退職して、今年の参議院選挙に出馬するということを知りました。同期生としては体に気をつけて、健闘して欲しいと思います。しかし、彼の理念とは相いれそうにありません。彼のホームページに書かれてあることを読みながら、自衛隊に対してがんじがらめのハーネスを何重にも掛けておくことは正しい考えなのだと確信しました。

自衛隊のみなさんには、英霊について学ぶことも大事ですが、自分たちの先輩方、特に憲兵や司令官クラスがなさってきた悪業もきちんと、そちらに時間をかけて学んでいただきたいと思います。戦争末期、日本軍の武器はアメリカ軍ではなく、日本の非武装の人々に向かっていました。沖縄でも満州でも。

辻正信という皆さんが学ぶにふさわしい、「日本軍人らしい」人物がいらっしゃいますよ。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

「陸自3佐、連隊長発言で副大臣に意見メール 内規に違反」

2010年3月25日付 朝日新聞電子版

 陸上自衛隊の連隊長が「(日米の)同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言をし、注意処分を受けた問題で、この処分の直後、陸自第11旅団(北海道・真駒内駐屯地)の3等陸佐が、防衛省の榛葉賀津也(しんば・かづや)副大臣ら同省幹部に「連隊長の発言は総理の指揮・統率を乱すものではない」と意見を述べるメールを直接送っていたことが分かった。防衛省は3佐を内規に基づいて注意処分とした。

 連隊長の発言は2月10日の日米共同訓練の開始式で行われ、鳩山由紀夫首相を批判したようにも受け取れることから、北沢俊美防衛相はシビリアンコントロール(文民統制)の観点から、政治や外交を軽視しているととられかねないと判断。同省は連隊長を注意処分としていた。

 防衛省によると、3佐は連隊長が注意処分を受けた直後の同月15日、榛葉副大臣ら省幹部に「連隊長の発言は(自衛隊の最高指揮官としての)総理の指揮・統率を乱すものではない」と自分の意見を伝えるメールを送った。

 陸自の服務規則は「意見具申の際は順序を経て行い、秩序を乱すことはあってはならない」と定めている。同省は、メールの内容には問題がないが、正規の手続きを経ずに副大臣らに直接メールを送った手法に問題があったとして、口頭の注意処分とした。

 また、旭川駐屯地(北海道)の1等陸尉も同月18日の朝礼の際に「連隊長の発言は間違っていない」「昨年のうちに普天間(飛行場の移設)問題の結論を出せなかった総理はいい加減だ」などと発言していたことが判明した。部隊内での発言だったことから、同省は部隊内での指導にとどめる方針という。

(新聞記事転載貼り付け終わり)
by Hfurumura | 2010-03-25 19:27
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