翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
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スターウォーズと口蹄疫

今週末、普天間基地移設に関し、日米合意の閣議決定、福島消費者・少子化担当大臣の罷免、社民党の全国幹事長会での連立離脱を求める声が多数を占めたこと、そして、社民党の連立離脱の決定といろいろな出来事がありました。このブログでも書きましたが、民主党内からの執行部退陣論、民主党内の亀裂が表面化しつつあります。

今回、社民党が連立離脱をしたことは大変残念な結果です。「護憲・平和・福祉」を旗印としてきた社民党としては、他の面では一致ができても、「平和」の部分で妥協はできなかったということです。全国の支部からも連立離脱を求める声が大きく、こういう結果になりました。

連立離脱をすることで、社民党は野党になったと言えますが、同時に、これまで選挙協力を進めて来た地区もあり、完全に純粋な野党とは言えない状況です。また連立3党で可決に動いていた法案もあります。これに反対すると矛盾を突かれます。

ですから、「社民党は分かりにくい動きをする」と批判されているようです。「連立離脱なら完全に野党の立場を取るべきだ」と言われています。ですから、私としては、閣外協力という形で、何とか政権内にとどまって欲しかったと思います。それでこそ実は、アメリカに対していくらかでも影響を与えることができたと思います。野党の立場では限界があります。

しかし、私は社民党が今回の参議院議員選挙で

民主党内の亀裂について、これは民主党が分裂するということは可能性が低いのですが、「分裂する」というオプションは残ると思います。与党であることで利益を得る議員たちは分裂に加担はしませんが、今回の決定が自分たちに利益をもたらさないと考える議員たちは、「分裂」もちらつかせて行動するということもあり得ます。それを回避する手段としては、「鳩山首相の辞任」があると思います。鳩山首相は、総理辞任と同時に、衆議院議員も退くと考えられます。ここまでいくと、民主党内の分裂は収まると思います。

しかし、中期的な観点からすると、自民党と民主党で、安全保障に関して、再編が行われ、保守とリベラルにほぼ綺麗に分かれていくのではないかと思います。今週末の政治の出来事で、こうした状況が生まれる土壌が出て来たと思います。

小沢幹事長は、こうした状況を踏まえて、まず、鳩山総理の辞任カードを利用しようとするでしょう。そして、小沢幹事長は、自分と敵対する勢力(民主党七奉行、渡部恒三前最高顧問、消費税増税を求める会など)の議員たちを炙り出されているので、これらとの戦いを始めるでしょう。小沢氏を中心にリベラルで、社民党との連立を模索し続けた議員たちも数多く存在します。

民主党の分裂については、このブログでも書きましたが、2つの勢力が表面化しつつあります。そのうち、アメリカの影響を強く受け、親米嫌中、反リベラル、財政規律を求めるという勢力(その多くが松下政経塾出身、アメリカ留学経験者)は、アメリカと官僚たちの影響をまともに受けています。一部の民主党議員は、「社民党切り捨て」、「普天間基地問題の現行案通りの決着」を大変喜んでいる者たちがいるのです。

小沢氏を中心とする勢力は、リベラルです。小沢氏のイメージは剛腕、保守オヤジですが、民主党に合流した際に最初に話が合って協力関係になったのは、実は横道孝弘衆議院議長を中心とする社会党・社民党出身の議員グループでした。また、今回、小沢氏が社民党の福島党首に電話をかけて「あなたたちの言っていることが正しい」という旨を伝えたそうです。「国民の生活が第一」、「原理原則を大切にする」という小沢氏は、私たちが持っている、ステレオタイプな保守政治家のイメージとは異なるものです。

中田安彦氏は、副島隆彦先生の教えを受け、今回の状況を映画「スター・ウォーズ エピソード3」の内容に重ね合わせて興味深い解説を展開しています。私は、アメリカと官僚たちの影響をまともに受けた政治家たちを「口蹄疫に感染した可哀そうな牛や豚たち」と捉えています。中田氏は、「暗黒面に落ちた騎士」と呼んでいます。

ある人が、「あなたはそう言うけれども、岡田さんは無派閥で、立派な人だよ。小沢さんだって期待していたじゃないか」と言いましたが、私は、「口蹄疫にかかって、自分に敵対するようになってしまえば、切ってしまうだろう。宮崎県ではどんなに立派な種牛だって、殺処分されているんだ」と答えました。

こんなことを書くのは不謹慎で、大変なお怒りやご批判をいただくことになると思います。しかし、私は以上のように考え、書きました。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

「クローズアップ2010:内閣支持20% 民主、「鳩山降ろし」の兆し」

2010年5月31日付 毎日新聞電子版

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末決着の失敗は社民党の連立離脱に発展し、鳩山内閣の支持率下落に拍車をかける形になった。毎日新聞が29、30日に緊急実施した全国世論調査で民主党はついに政党支持率で自民党に並ばれ、参院選へ向け民主党内に募る危機感は、普天間問題で「自爆」した鳩山由紀夫首相に対する不満のマグマとなって渦巻く。小沢一郎幹事長の周辺から漏れる「首相退陣論」が党内に疑心暗鬼を生み、「鳩山降ろし」の気配も漂い始めた。

 ◇小沢氏の動向、焦点

 「政策を前に進めることができるのが鳩山首相かそうでないかは首相自身に判断していただくしかない」。民主党の細野豪志副幹事長は30日のNHKの討論番組でこう述べ、首相が自発的に辞任する可能性を示唆した。

 通常国会の会期延長がないなら、6月24日の参院選公示まで1カ月を切っている。改選を迎えるベテラン参院議員は「今日も後援会のミニ集会に出たが、民主党支持層は『小鳩』体制に怒り心頭だ。このままだと選挙は惨憺(さんたん)たる結果だ」と語る。

 こうした悲鳴が週明けの党内情勢に影響を与えるのは確実だ。31日には定例の党役員会が予定されており、党幹部は「役員会は荒れるかもしれない」とみる。参院幹部は「6割が退陣を求めているのに、首相は何も分かっていない。これは困ったことだ」と首相の辞任に期待をにじませる。

 注目されるのは、表向き沈黙を守っている小沢氏の動向だ。

 3月ごろまで内閣支持率低落の主因は「政治とカネ」問題を抱える小沢幹事長とみられていた。今回の世論調査でも、小沢氏に辞任を求める回答は73%に上ったものの、前回調査(5月15、16日)からは5ポイントの微減。党幹部は「これまでの『政治とカネ』への批判と違い、普天間では首相の統治能力が問題にされている。『これなら自民の方がいい』となるのが怖い」と語る。

 鳩山首相は27日夜、ひそかに首相公邸で小沢氏と会談している。福島瑞穂消費者・少子化担当相の罷免方針を伝えたとみられるが、小沢氏は28日、福島氏に電話し「あなたは筋が通っている」と社民党を擁護したという。小沢氏に近い細野氏から「首相の自発的辞任論」が出る裏には、世論の批判が小沢氏より首相に向かっているとの判断もありそうだ。鳩山首相が退陣しても、小沢幹事長が残って参院選を乗り切るシナリオも小沢氏周辺から漏れ始めている。

 首相は29日、韓国・済州島で記者団に「国民のために闘っている政権の姿を協力して示すことが大事だ」と語り、党内に結束を呼びかけた。31日には、来日中の温家宝中国首相と会談する予定。口蹄疫(こうていえき)問題で宮崎県への視察にも意欲を示し、続投する構えを崩していない。【須藤孝】

 ◇社民、揺れる戦略 党勢低迷

 社民党が30日、連立離脱を決めた背景には、参院選に向け普天間飛行場の移設で「筋を通した」と主張し、ぶれ続ける首相との違いをアピールすることで党の存在感を高める計算がちらつく。しかし、毎日新聞の緊急世論調査では、首相が福島瑞穂党首を閣僚から罷免したことについて「適切だ」との回答が56%に上り、「適切でない」(41%)を上回った。政党支持率は2%にとどまり、今回の連立離脱劇が社民党への支持を高めたとは言い難い。

 福島氏は30日、連立離脱を決めた後の記者会見で、民主党との選挙協力を続ける方針について「選挙協力をしていないところ、民主党と戦っているところも多い。社民党としての選挙を戦うので大丈夫だ」と強調した。しかし、又市征治副党首らが首相退陣を公然と求める一方、小沢幹事長の主導する民主党との連携は維持する戦略も分かりづらく、党の存亡をかけた参院選の展望は開けていない。

 地方県連にも、参院選への懸念は残る。現職の近藤正道氏を擁する新潟県連は30日の全国幹事長会議で、連立離脱に慎重論を展開。重野安正幹事長は同日の会見で、新潟選挙区の対応について「全力を挙げて、民主党に我々の思いを述べて、(選挙協力に向けた)協議は続けていく」と苦しい説明に追われた。

 与党か野党か--。立ち位置の定まらない社民党は早晩、「決断」を迫られる。自民党など野党は今後、口蹄疫問題を抱える赤松広隆農相への不信任決議案を皮切りに、内閣不信任案提出を予定。福島氏は30日の会見で、不信任案の対応について「今日の段階で、コメントする場面ではない」と述べ、先送りした。

 社民党幹部は民主党との選挙協力について「矛盾したような、分かりにくい方針だというのは分かっている。ただ、(旧政権の)自民、公明両党とは組めない以上、与党側と連携の芽を残すしかない」と苦しい胸の内を語った。【西田進一郎】

 ◇自民、攻勢 本音は「小鳩体制で選挙を」
 野党転落後、初めて政党支持率が民主党と並んだ自民党。17%と相変わらず1割台に低迷しており、民主党が一方的に失速した結果ではあるが、参院選比例代表の投票先でもほぼ並び、無党派層の投票先では自民16%、民主14%と逆転した。大島理森幹事長は「信頼される自民党の姿を理解してもらう努力をすれば、おのずと結論が出てくる」と参院選へ向けた手応えを語った。

 普天間問題を巡る鳩山政権の混乱に乗じ、自民党など野党は終盤国会で内閣不信任決議案を提出する方針。自民党幹部は一斉に首相退陣や衆院解散を要求する発言を繰り返し、政権に揺さぶりをかけている。谷垣禎一総裁は30日も北海道稚内市で記者団に「鳩山さんが退陣するか、解散して信を問うか、このことが問題解決のスタートだ」と強調した。

 だが、約3分の1の衆院小選挙区で候補者が決まっていない現状では、衆参同日選挙は回避したいのが本音。参院選で「改選第1党」を狙うには「このまま鳩山・小沢体制が続いてほしい」(閣僚経験者)という声も根強い。参院自民党幹部は「普天間問題と社民党の連立離脱でも数字は逆転しなかった」と敵失頼みの限界を嘆く。【中田卓二】

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

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by Hfurumura | 2010-05-31 15:14
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