翻訳、評論の分野で活動するSNSI研究員の古村治彦のブログ
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2010年 05月 29日 ( 1 )

失敗した属国のリーダーのたどるべき途

現在の政治状況は混とんとし、不透明です。昨日までの予想や推測は裏切られていきます。しかし、新しい情報や要因が出てくるので、考えや予想はどんどん修正されていきます

以下に、普天間基地移設tについての政府方針の閣議決定、それに絡む、福島瑞穂消費者・少子化担当大臣の罷免についての記事を転載貼り付けします。

この記事のポイントは以下の通りです

・基地問題に対する政府方針の閣議決定(「辺野古」と明記)に福島大臣が反対
・閣議決定には大臣の署名が必要なため、署名してくれるように鳩山首相が説得
・それでも福島大臣が拒否したので、それでは辞任してくれないかと鳩山首相が頼む
・福島大臣は、「何も間違ったことはしていない」と辞任を拒否する
・福島大臣を罷免にする。

・平野博文官房長官は重野安正・社民党幹事長と会談し、「辺野古」と明記しない政府方針や閣僚の署名を必要としない首相発言にしようと奔走したがうまくいかなかった。

・社民党は、罷免は信頼関係を壊す行為だとして反発。連立離脱も視野に入れている。閣外協力はしない、と阿部知子政審会長が発言。

・民主党内でも、鳩山首相の「社民党切り」に対して異論が出ている。特に選挙を控え、改選組を中心に「鳩山首相で大丈夫だろうか、戦えるだろうか」という声が出ている。

・2010年5月28日、小沢幹事長が福島・社民党党首に電話をし、「あんたたちが言っていることが正しいよ」と発言した(とされる)→ 電話だから、小沢氏と福島氏以外に内容を知ることができる人はいない。盗聴か、福島氏がこのように言われたと周りに言ったのか、小沢氏が電話をしているときに話が聞こえるほどの近くにいた人が、小沢氏の発言を聞いて、それを漏らしたかということになります。

ここまで出てきた話から、社民党が相当の影響力を行使できる立場にいることが分かります。民主党内では、社民党との連立を維持したいという声が大きくなっているようです。一方、長島昭久議員をはじめとする、アメリカの影響を強く受けている、あるいは安全保障の面でタカ派的な信条を持っている議員たちは、この状況を喜んでいるでしょう。

こうしたことから、民主党内部での亀裂や内紛が大きくなっていくように思われます。鳩山首相を守るべき、側近たちはリベラル左派の立場で、普天間基地の県外・国外移設に向けて動いている議員たちが多くいます。彼らが今回の鳩山首相の行動を「変節」と捉えたら、鳩山首相を守る勢力は民主党内にはいなくなります。

それではアメリカや官僚たちが鳩山首相を守ってくれるかというと、そんなことはないし、できません。民主党内でアメリカの影響力を受けている人たちは、ポスト鳩山を狙っている人たちばかりで、彼と一緒に戦おうという人たちは一人もいません。

小沢幹事長は、今回の普天間基地問題については、政府がやることだとして、積極的にかかわってきませんでした。小沢氏は、選挙に勝つことを最大の目標としているので、社民党との連立維持を望んでいます。ですから、福島氏に電話をして、「あんたたちが言っていることが正しいよ」と言ったのだと思います。

しかし、それに続けて、「それでも、属国である日本が帝国であるアメリカと交渉することは難しい。交渉とも呼べないのが実態だ。こちらがいくら正しくてもアメリカに何か譲歩させるのはほとんど無理なんだ」と言ったと思います。だから、そこのところを理解して、連立に残って欲しいということを述べたのだと推測します。

ここまで来ると、自分を守ってくれる側近議員もいなくなり、小沢氏からも一定の距離を置かれている鳩山首相はレイムダックというか、なんの力も発揮できなくなります。ここからは私の勝手な推測ですが、小沢氏は、参議院議員選挙に向けて、鳩山辞任カードまでも用意しているのではないかと思います。革命の同志である二人ですが、革命を遂行するために、鳩山氏に身を引いてもらうという非常時の決断もありうると思います。

今回、民主党は参議院議員選挙で大変厳しい結果になると多くの方々が予想しています。しかし、自民党は昔日の勢いがなく、代わりにみんなの党が躍進すると言われています。しかし、みんなの党は今のところ、民主党との連立を否定しています。しかし、いつまでも野党にいても、埋没してしまいます。

そうなると、みんなの党の中で、民主党との連立を模索する動きが出てくるでしょう。しかし、郵政改革や公務員改革について、連立側と渡辺喜美代表は相いれない部分が大きいので彼自身は拒否するでしょう。しかし、党勢が拡大したみんなの党では色々な思惑が渦巻き、最悪の場合、選挙に勝ちながら分裂ということもあるのではないかと思います。

昨日まで、鳩山・小沢民主党を支持すべきと書いてきましたが、ここまで来たら、公務員改革と財政出動を行うために必要ならば、鳩山氏が身を引くことも一つの選択であると考えるようになりました。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

「在日米軍再編:普天間移設 辺野古へ移設、政府方針を閣議決定 署名拒否、福島氏罷免」

<追跡>

2010年5月29日付 毎日新聞電子版

 ◇社民、連立離脱を協議
 政府は28日夜の臨時閣議で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する政府の対処方針を閣議決定した。政府方針は普天間移設先として、キャンプ・シュワブの「辺野古崎地区及び隣接する水域」(沖縄県名護市)と明記。社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は閣議での署名に応じず、首相は福島氏を罷免した。後任は平野博文官房長官が兼務する。社民党は連立政権からの離脱を検討しており、政権発足から8カ月、普天間問題で迷走を重ねた鳩山政権は最大の正念場を迎えた。【西田進一郎、横田愛】

 「署名しません」

 28日午後6時すぎ、首相官邸。与党3党の党首級でつくる基本政策閣僚委員会の席上、福島氏は「辺野古が明記されている案には賛成できない」と述べ、閣議での署名を拒否する方針を伝えた。鳩山由紀夫首相は個別会談に誘い「辞任でどうか」と自発的な辞任を求めたが、福島氏は「私は間違ったことはしていない」と拒否した。

 福島氏が渡された閣議決定の文案は、大きく変わっていた。28日午前、首相官邸側が示した文案に「辺野古」の地名はなかった。しかし、福島氏の姿勢が固いとわかると、地名を復活し対米合意を優先。平野博文官房長官が模索した、閣僚の署名のいらない「首相発言」による決着も、首相は「安全保障をあいまいにすべきではない」として退けた。

 基本政策委は更迭に向けたセレモニーにすぎなかった。福島氏はその後の臨時閣議に姿すら見せず、記者会見で「私を罷免することは沖縄を切り捨て、国民を裏切ることだ」と批判した。首相はこれまで、5月末決着の条件として、米国、与党、地元自治体の合意が必要との認識を繰り返してきたが、福島氏の罷免で、県内移設に反対する沖縄県に加え、与党合意もない不完全なものとなった。

 首相は28日夜の記者会見で、5月末決着が事実上失敗した原因として「政治家たちが肩ひじを張りすぎて『全部自分たちが考えるんだ』という発想の中で、優秀な官僚の知識、知恵を提供(してもらうことを)せずに行動してきたきらいがあった」と指摘。政権が掲げてきた政治主導の未熟さを認めざるを得ず、会見で7回も「おわび」の言葉を重ねた。

 そもそも政権発足当初から、外交・安保の認識が異なる社民党との連立は対立を内包していた。首相は記者会見で「根本的な部分において考え方の違いがあった」と指摘。あいまいな形で与党内調整を先送りしてきた政権の脆弱(ぜいじゃく)さは隠しようもない。

 福島氏が閣外に去り、政権の基盤が揺らぐのは確実だ。社民党は28日夜、「連立のあり方について重大な決定をせざるを得ない」とする「抗議声明」を発表した。同党は30日に常任幹事会と全国幹事長会議を開き、連立離脱について対応を協議するが、「閣外協力」はしない方針で、党内で連立離脱論が勢いを増している。

 一方、民主党にも「社民党切り」とも言える首相の対応に不満が募っている。閣議での署名拒否は党の機関決定であり、社民党は「福島を切ることは社民党を切ることだ」(党幹部)と反発しており、次期参院選への選挙協力に影響するのは必至。民主党の小沢一郎幹事長は28日、福島氏に電話し、こんなメッセージを送った。「あんたたちが言っていることが正しいよ」

(新聞記事転載貼り付け終わり)

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by Hfurumura | 2010-05-29 14:11 | 日本政治